<若い世代への食育>高校生が集まる『青少年活動サポートプラザ』での取組!(令和6年10月)
ページ番号1036543 更新日 2024年10月1日
高校生などの若い世代の人たちに必要な食育は何だろう?
今回は夢つながり未来館(ゆいぴあ)の青少年活動サポートプラザで実施した取組から見えてきたことをお伝えしたいと思います。
『栄養成分表示』を知ろう
栄養バランスのとれた食生活を送るためには、自分で食べ物を選択する力を身につけることが大切です。栄養成分表示は食品に含まれる栄養量が数値で示されており、活用しやすいものになっています。そのため、まず、栄養成分表示がどういうものなのかを知ってもらいたいと思い、以下のような啓発を行いました。
ポスターやチラシだけでは、子供たちの目に留まらないと思い、興味を持ってもらえるよう、カップラーメンの特大模型を作成しました。
実際に食品を選ぶ際にイメージしやすいよう、カップラーメンの栄養成分表示を忠実に再現したほか、蓋の内側に書かれた説明を読んでもらえるよう、蓋を開けたくなる仕掛けを作りました。
また、子供たちが写真を撮って友達同士で見せあえるよう、ラーメンの真ん中から顔を出して写真が撮れるパネルも設置しました。
カップラーメンの蓋を開けて、栄養成分表示の説明を見てくれた人にはシールを貼ってもらったところ、予想を上回る数のシールが貼られているという結果となりました。
特に小学生の参加が多かったですが、普段つながりをもちにくい高校生の参加も多く、興味をもって見てもらうことができました。
食品を購入する際に、栄養成分表示を確認してみようと思ってもらうことで、栄養バランスについても意識する習慣を身につけてもらいたいと思います。
料理作り『たまねぎバズレシピをつくろう』
青少年を対象としたクッキングイベントに参加しました。
今回のテーマは、 「たまねぎバズレシピ」ということで、玉ねぎを主役に、レシピは設定せず、子供たちが自由な発想で調理するというものでした。
使用する玉ねぎはすべて吹田市産で、見た目の問題で販売品にはできないものを安価で仕入れることで、参加費を安くするという工夫がされていました。味は十分おいしく、食品ロスや地産地消の観点からもとても良い取組だなと思いました。
子供たちは玉ねぎを サラダにしたり、衣をつけて丸揚げにしたり、炒めたりと思い思いに調理をしていました。色んな種類の調味料が用意されている中から、自分たちで考えてドレッシングを作ったり、味付けをしたりしていて、玉ねぎひとつで色んな料理を味わうことができました。
参加している高校生に話を聞いてみると、「家でよく玉ねぎを使って料理を作っていたら、玉ねぎが大好きになった」というコメントがありました。料理をするという経験を繰り返し行う中で、食べ物に興味がわき、大切に食べることへの思いにつながるのではないかと思います。
みんなで一緒に調理することの楽しさや自分で作ったものを食べる喜びを感じているようにも見えました。誰かが作った料理をただ食べるのではなく、自分で調理することで食べ物の大切さを実感できたのではないでしょうか。
この取材を通して、若い世代に食への関心を持ってもらうためには食に興味を持つきっかけとなる体験の場や機会を増やしていく必要があると改めて感じました。
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