麻しん(はしか)

ページ番号1027966 更新日 2024年3月21日

麻しんは、世界で流行している感染症です。令和5(2023)年5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に移行したことに伴い、海外渡航制限が緩和され、人の往来が増えることで、海外から持ち込まれた輸入例が、国内で拡がる可能性が懸念されています。
麻しんの感染力は非常に強いです。麻しんの疑いがある場合は、待合室で他の人に感染を拡げてしまわないように、医療機関に事前に電話で麻しんに感染している可能性があることを伝え、受診の仕方を確認してください。

麻しん(はしか)とは

麻しん(はしか)は、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染した場合、ほぼ100%発症すると言われています。

特徴

感染力が強く、発症率が高い

感染経路
飛沫感染、空気感染
潜伏期間

約10~12日間

症状

※カタル期

 発熱(38℃前後)、咳、鼻汁など風邪様症状

※発疹期

 一時発熱が下がり、再度高熱(39℃~40℃)、赤色小斑状発疹が顔から全身に広がる

※回復期

 体温が落ち着き、発熱が色素沈着し消退、回復に向かう

伝播可能期間
発病1日前から解熱後3日間(もしくは発疹出現5日目)まで
予防方法

予防接種

治療
安静と対処療法

発疹、発熱などの麻しんを疑う症状がある場合

麻しんの感染力は非常に強いです。麻しんを疑う症状が現れた場合は、待合室で他の人に感染を拡げてしまわないように、事前に医療機関に電話でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。
また、受診時は、周囲への感染を防ぐため、マスクを着用し、公共交通機関等の利用を可能な限り避けましょう。

予防接種

予防接種は麻しんの感染予防法として、最も有効な方法です。

定期接種

子どもの定期予防接種(麻しん・風しん混合(MR)ワクチン接種)については、下記のリンクをご覧ください。

任意接種

定期予防接種の対象外で、麻しんの予防接種を2回受けていない方や、麻しんに感染したことがない方は、任意での予防接種をご検討ください。

特に1か月以内に海外旅行を予定している方や医療従事者、保育関係者、教育関係者などは予防接種の接種歴や、り患歴を確認してください。

※1歳未満の児の接種について

生後6か月から任意接種は可能です。麻しんの流行時には生後6~11か月の児への接種は緊急接種として接種することも考えられます。ただし、この年齢における現行ワクチンの効果および安全性は十分評価されていません。接種を検討される場合はかかりつけ医にご相談ください。

なお、0歳での接種は1歳以上での接種に比べ免疫の獲得が十分ではないことがあります。そのため第1期、第2期の定期接種も忘れずに受けてください。

生まれ年とワクチン接種状況

生年月日

麻しんワクチン接種状況

昭和47(1972)年9月30日以前の生まれの方
定期接種が行われていませんでしたが、ほとんどの方が自然に感染し免疫を持っている世代です。

昭和47(1972)年10月1日から

平成2(1990)年4月1日生まれの方

定期接種の機会は1回でした。免疫が十分でない方もいます。
平成2(1990)年4月2日以降の生まれの方
定期接種の機会は2回ありました。2回の接種歴があればほとんどの方は十分な免疫を持っています。

このページに関するお問い合わせ

健康医療部 地域保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
電話番号:
【感染症・難病・精神保健・事業推進】 06-6339-2227
【予防接種】 06-4860-6151
ファクス番号:06-6339-2058
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