伝染性紅斑
ページ番号1039475 更新日 2025年6月13日
伝染性紅斑とは
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。
感染経路は、感染した人の咳のしぶきを吸い込むことによる感染や、感染者と接触したりすることによる感染が知られています。
約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。
妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
予防
伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。
こどもを感染から守るため、周囲の人は基本的な感染対策を心がけましょう。
治療法
特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
関連情報
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