B型肝炎ワクチン接種
ページ番号1016756 更新日 2022年10月19日
病気の説明
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。B型肝炎になると、多くの場合は無症状のまま自然治癒するとされていますが、成人が感染すると2~3割の人は急性B型肝炎になります。悪化すると劇症肝炎になり意識障害や死に至ることもあります。また、症状としては明らかにならないままウイルスが肝臓の中に潜み、年月を経て慢性肝炎・肝硬変・肝がんなどになることがあります。
特に年齢が小さいほど、急性肝炎の症状は軽いか、あるいは症状はあまりはっきりしない一方、ウイルスがそのまま潜んでしまう持続感染の形をとりやすいことが知られています。感染は、B型肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性の母親から生まれた新生児、B型肝炎ウイルス陽性の血液に直接触れたような場合、B型肝炎ウイルス陽性者との性的接触などで生じます。
B型肝炎ワクチンとは
B型肝炎ワクチンにより、B型肝炎ウイルスの持続感染を防ぎ、将来発生するかもしれない慢性肝炎・肝硬変・肝がんを防ぐことが最大の目的です。
B型肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性の母親から生まれた新生児に対する母子感染予防については、定期接種の対象ではなく、免疫グロブリンの投与も含めて初回より全シリーズ終了まで健康保険で行われます。
B型肝炎ウイルス陽性の血液に誤って触れるなどの事故の場合は、労災保険や健康保険などによる費用負担で接種が行われることになります。
ワクチンと副反応
主な副反応として、倦怠感、頭痛、接種局所の腫脹、発赤、疼痛などが認められる場合があります。
対象者及び接種方法
回数 | 対象者 | 標準的な接種期間 | 接種間隔 |
---|---|---|---|
3回 |
生後12か月(1歳)未満 | 生後2か月から 9か月未満 |
27日以上の間隔をおいて2回目の接種、 1回目から139日以上の間隔をおいて3回目接種 |
- 母子感染予防目的は対象外(HBs抗原陽性の母親から生まれた場合は、定期接種の対象から除く)
費用
無料
接種時に必要なもの
- 吹田市の予診票
- 母子健康手帳
接種場所
吹田市内の協力医療機関
吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種される場合は、次のリンクから手続き等についてご覧ください。
関連情報
このページに関するお問い合わせ
健康医療部 地域保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
電話番号:
【感染症・難病・精神保健・事業推進】 06-6339-2227
【予防接種】 06-4860-6151
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