日本脳炎ワクチン接種

ページ番号1016750 更新日 2023年3月31日

病気の説明

日本脳炎ウイルスの感染で起こります。ヒトから直接ではなく、ブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介され感染します。7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。ヒトからヒトへの感染はありません。

流行は西日本地域が中心ですが、ウイルスは北海道など一部を除く日本全体に分布しています。飼育されているブタにおける日本脳炎の流行は、毎年6月~10月まで続きますが、この間に地域によっては80%以上のブタが感染しています。以前は小児、学童に発生していましたが、予防接種の普及などで減少し、最近は予防接種を受けていない高齢者を中心に患者が発生しています。

感染者のうち100~1,000人に1人が脳炎を発症します。脳炎のほか、髄膜炎や夏かぜの様な症状で終わる人もいます。脳炎にかかったときの死亡率は約20~40%ですが、神経に後遺症を残す人が約45~70%います。

日本脳炎ワクチンとは

日本脳炎ワクチンは、感染力をなくしたウイルスから精製した不活化ワクチンです。
日本脳炎ワクチンの接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると言われています。

ワクチンと副反応

副反応として、ほとんどは接種3日後までに発熱、咳嗽、鼻漏、注射部位紅斑などの症状が現れる場合があります。

対象者及び接種方法

期区分 対象者 標準的な接種期間 接種間隔

1期
初回

 (1)

(2)

生後6か月から90か月(7歳6か月)未満 3歳 6日以上、標準的には28日までの
間隔で(1)(2)を1回ずつ接種

追加

生後6か月から90か月(7歳6か月)未満

4歳

初回(2)終了後6か月以上、標準的には
おおむね1年後に1回接種

2期 9歳以上13歳未満 9歳 (1回接種)

費用

無料

接種時に必要なもの

  • 吹田市の予診票
  • 母子健康手帳

接種場所

吹田市内の協力医療機関

吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種される場合は、次のリンクから手続き等についてご覧ください。

日本脳炎予防接種特例措置について

積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃された方については、日本脳炎予防接種特例措置にて定期予防接種として接種できます。

対象者

<1期・2期特例措置>
平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれで、20歳未満の人

接種方法

接種間隔等については、接種医療機関にご相談ください。

費用

無料

接種時に必要なもの

  • 吹田市の特例措置用予診票
    (1期特例措置用の予診票は医療機関に設置、2期特例措置用の予診票はお申し出により地域保健課から送付します)
  • 母子健康手帳

接種場所

吹田市内の協力医療機関

吹田市外及び市内の協力医療機関以外で接種される場合は、次のリンクから手続き等についてご覧ください。

関連情報

このページに関するお問い合わせ

健康医療部 地域保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番3号(吹田市保健所内)
電話番号:
【感染症・難病・精神保健・事業推進】 06-6339-2227
【予防接種】 06-4860-6151
ファクス番号:06-6339-2058
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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