吹田の授業が進化中!〔市報すいた 令和6年(2024年)12月号〕
ページ番号1037018 更新日 2024年11月29日
AIなどの技術革新をはじめ、変化の激しいこれからの時代を生きる子供たち。今までの常識では解決できない状況に出会うことが想定される、そんな予測困難な時代には、自分で考え行動できる力が求められています。市では、一人ひとりの可能性を引き出し、課題解決に向けて行動する力や、周りの人と協力しながら解決できる力を育む授業づくりに力を入れています。
◆問い合わせ/教育センター(佐竹台1 電話6170-1575 ファックス6170-1585)
知識を覚えるから知識を活かすへ
知識を習得する授業(内容の習得を最優先の課題として進める授業)から、自ら学び、自ら考える授業(初めて出会う問題や課題に対して、それまでに身につけた知識・技能を自在に活用し、解決に向けて行動できる思考力・判断力・表現力などを育む授業、周りの人と、対話を通して協働しながら課題を解決していく力を育む授業)へアップデート!
自ら学び、自ら考える授業
体育「走り高跳び」の授業から
1 高く跳ぶためにはどうしたらいい?
2 動きのポイントを確認して跳ぶ!
動きのポイントをお手本の動画などで確認します。
3 自分の動きをチェック!
自分の跳躍を動画で振り返り、友達の意見も取り入れます。
4 改善策を試してみる
ポイント1 自ら課題・問いを見つける
与えられた課題・問いではなく、子供たちが自ら課題を見つけることで、自分事として考え、学びのエンジンが動き出します。子供たちの「考えてみたい!」「やってみたい!」を引き出せるよう意識しています。
ポイント2 学習のプロセスを自らの力で進める
「●センチメートル跳べた!」と結果だけに意識を向けるのではなく、「●センチメートル跳ぶために必要なことは何か」「自分にどんな練習が合っているか」といった課題を効果的に解決するプロセスを大切にしています。
周りと話し合ったり、考えたことを試したりしながら課題を合理的に解決する力は、スポーツだけでなく生きるうえで役立ちます。
ポイント3 自分自身の成長を実感する
子供たちが自分自身の成長を実感できるよう、振り返りの時間を大切にしています。自身の成長を振り返ることで、新たな課題や目標を発見し、さらなる学びにつなげられます。