まつりと芸能
ページ番号1030999 更新日 2024年3月14日
吹田のまつりには、神饌(供物)を調製し、神社へ供える古形をとどめた祭りや芸能をもって神へ奉仕するものもありました。また、子供がのって、太鼓をたたく太鼓台を担いで、練るまつりが多く、特徴の一つになっています。
当事祭
当事祭は吉志部神社の秋祭りで、白むし・小判餅・お菓子の3種類の神饌(供え物)を調製し、神社へ供えます。かつては、祭りを行うのは、古くからある限られた家のみで、毎年交替で当番を決め、その家を当家と呼びました。当家には、しめ縄が張られ、吹き流し(幟)が立てられ、神饌もここで調製されます。小路では特に4人の稚児がしめ縄の帯をしめ、尾のついた草履をはき、サンドラを頭に被って神饌を奉納します。こうした当事祭は宮座祭の古式を伝えた貴重な祭りといえます。
神楽獅子
神楽獅子は泉殿宮の祭礼に奉納され、獅子頭をつけた者が、もう一人の相手の肩の上に立つため、二階獅子ともいわれます。神前で様々な芸能を演じますが、その所作は雨乞いや、雨が降った喜びに乱舞したことに由来するといわれています。獅子が二階になる形には、伊勢大神楽の影響がうかがわれます。
太鼓台





市域のまつりには、子供がのって、太鼓をたたく太鼓台を担いで、練るまつりが多く、特徴の一つになっています。