吹田の教育のいま〔市報すいた 令和6年(2024年)10月号〕
ページ番号1036494 更新日 2024年9月30日
毎号、吹田の教育を発信します。
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子供の学びの場としても活用 まちの文化財
今日まで守り伝えられてきた文化財は、まちの歴史を知るうえで重要なもので、子供の学びにも活用されています。
市が管理する旧西尾家住宅と旧中西家住宅の歴史や特徴などを紹介します。
旧西尾家住宅(内本町2-15-11 旧吹田村域)
淀川水運の要所として発展してきた旧吹田村域に所在。江戸時代、西尾家は仙洞御料(上皇の領地)の庄屋を務め、仙洞御所へ年貢を納めていました。茶室を備え、数寄屋風を意識した主屋など、現存する建物は主に明治中期~大正期にかけて建築・整備されたものです。
Point
- 多くの文化人や財界人も訪れた国の重要文化財
- 吹田市内で初めて電話が開設された場所。近代化の息吹を感じられる
- 吹田くわいの名付け親である、植物学者の牧野富太郎の関与が伝えられる温室も
外観は和風建築の趣がありながら、室内はビリヤードルームやステンドグラスの窓がある離れ東棟など、多彩な建造物がある
現在、大規模な保存修理工事中。工事現場の公開も。
旧中西家住宅(岸部中4-13-21 旧吉志部郷東村域)
周辺は江戸時代から明治初期まで、京都・淀藩の領地でした。江戸時代に大庄屋として吉志部郷の中心的役割を果たした中西家は、吉志部神社のどんじ祭り(市指定無形民俗文化財)の当番を勤めるなど、地域の催事にも大きな役割を果たしてきました。また、古くから数多くの文人墨客と交流があり、さまざまな絵画や書が伝えられています。
Point
- 文政9年(1826年)に建築された主屋をはじめ、長屋門、米蔵など、江戸時代の屋敷構えが今も残され、当時の風情を現代に伝えている
- 国の名勝にも登録されている庭園は、主屋南側にある堀り込みから見上げると山に囲まれたような景色で「深山幽谷の世界」と呼ばれている
国登録有形文化財の同住宅。秋は庭園を彩る紅葉も楽しめる
庭園や住宅内部の一般公開も。
「夢と希望を広げる出会い事業」でプロバスケ選手・竹内譲次さんと小学生が交流
子供たちが夢と希望を持つことのすばらしさを学ぶ機会として、吹田市にゆかりがあり、さまざまな分野で活躍する人物を招き開催する同事業。8月25日には、吹田市出身でプロバスケットボールBリーグ「大阪エヴェッサ」所属の竹内譲次選手と市内の小学4~6年生30人が北千里市民体育館で交流。一緒にプレーを体験したほか、竹内選手の話やインタビュー形式の質問コーナーもありました。また、一人ひとりにサインがプレゼントされ、子供たちは満面の笑顔でした。
リレーコラム 第6走者
吹田の教育に思いをはせる~教育未来創生室~
同室では、「将来にわたり、子供たちが安心して、楽しみながら学ぶことのできる学校づくり」をめざし、教員の働き方改革や学校規模適正化、中学校全員給食の実現などの業務に取り組んでいます。
結果や効果が目に見えるまで、長い年月が必要な仕事もたくさんありますが、今の子供たち、そして将来の子供たちの笑顔を思い浮かべながら、関係部局と連携しつつ組織一丸となり、取り組みを進めています。
学校自慢 ナイス中ミー中
市内の中学生がPR
第六中学校
2024年度前期生徒会スローガン R 六中(rokutyu) S 生徒会(student council) G 動き続ける(get about) ~keeping things we did~
六中の生徒は何事にも全力!
3年生は、六中祭で劇団四季にも負けないくらいのミュージカル演劇を実施したり、体育大会では恒例の集団演技で下級生を引っ張ってくれたり、いつも「あんな先輩になりたい」と下級生が憧れる姿を見せてくれます。
また、学校の問題点をクラスで話し合う「やさしさBOX」や、意見をクラスで話し合う目安箱の設置、エコキャップ運動、服のリサイクル、コンタクトレンズケースの回収など、さまざまなことに全校生徒一同、全力で取り組んでいます。