ピックアップ吹田〔市報すいた 令和6年(2024年)10月号〕

ページ番号1036493 更新日 2024年9月30日

市議会9月定例会に提案

主な内容を紹介します。

予算案件

保育提供量の拡充に関する取り組み

(1)一時預かり事業(幼稚園型Ⅱ)に関する補助費用

3200万円

 令和7年度から、保育の必要性の認定を受けた3歳児未満の子供の定期的な預かりを行う私立幼稚園に対し、準備経費を補助します。

(2)保育施設の整備に関する補助費用

2億1692万円

 令和7年4月付けで小規模保育事業所を開設する事業者に対し、施設整備にかかる費用を補助します。

子どもの学習支援教室増設に関する運営業務委託料

2532万円

 市内5か所で実施している学習支援教室に関して、利用生徒数の増加などに対応するため、2教室を増設します。

パリオリンピック金メダリスト 樋口黎選手に市長特別賞

 パリオリンピック レスリング男子フリースタイル57キログラム級で金メダルを獲得した樋口黎選手(28歳、ミキハウス)の功績を称え、9月6日に、市で初となる市長特別賞を贈呈しました。市長特別賞は、市長賞を受賞したことがある者が、市長賞受賞の際の功績を上回る功績を挙げた場合に、市が贈呈するもの。樋口選手は平成28年(2016年)、リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得した際に、市長賞が贈呈されています。

 樋口選手は、「今まで競技を続けてこられた根底に、スポーツを楽しむ気持ちがあります。レスリングを楽しいと思えたのは、幼いころに通い始めた吹田市民レスリング教室のおかげ。レスリングは個人競技ですが自分一人の力ではなく、人とのつながりを感じた金メダルでした」と話しました。

樋口黎

平成8年1月28日生まれ。吹田市出身。吹田市民レスリング教室でレスリングを始める。小中学校、高校、大学とレスリングに打ち込み、国内外のさまざまな大会で優秀な成績を収めた。

後藤圭二の市長コラムこもれび通り

パウダーコーナー

 「おしゃれ~!市役所とは思えない」思わずそんな声が。市役所低層棟を増築し、阪急吹田駅側の西玄関にエレベーターや、トイレ、談話スペースを新たに設置しました。

 担当職員との打ち合わせで、最初に設計図を見たときに違和感を覚えました。男女のトイレ面積が同じだったのです。女性用トイレを利用しない私でも、男女のトイレに求められる機能の違いは理解しています。女性用には化粧直しのため、大きな鏡、自然な照明、荷物置き場が欲しいですよね。

 「トイレをもっと快適に、利用者が気持ちも整えられる場にしようよ」と担当職員と話し合い、面積配分や仕様を再検討しました。そして、女性用トイレにパウダーコーナー、男性用トイレも含めた全ての個室にベビーチェア、バリアフリートイレの機能の充実と、さまざまな利用者に配慮したトイレとすることができました。照明や内装にもこだわり、快適で落ち着いた雰囲気を演出しています。

 年齢、性別、家族構成、言語、体力、疾患や障がいの有無、経済状況、感じ方…人それぞれに境遇は異なります。相手の立場になってみないと気付かないことが、なんと多いことでしょう。「私はあなたじゃない」「私を一括りにしないで」先日開催されたパリ・パラリンピックで頑張る選手からは、そんなメッセージも感じました。

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