令和5年3月市報すいた 市長コラム「反抗期」

ページ番号1026269 更新日 2023年2月22日

 月初めに月初めになると、じわじわと忍び寄るあの締め切り。そろそろ書かなあかんなぁ・・・と思っている矢先〔ルビ:やさき〕に、秘書から「来月号のこもれび、そろそろお願いします」のひと言。母親に「テレビ観てるけど、あんた宿題したん?」と言われた時の「わかってるわ!今からやろうと思ってたのに。あーもう、やる気無くした!」という反抗期の一幕を思い出しますが、こもれび通りはそうはいきません。
 近頃、反抗期のない子が増えているようですが、身近に反抗心をかきたてる大人がいないのも一因のようです。反抗期は大切とはいえ、子供がそのトンネルに入ったら、親は「私の育て方が間違っていたのでは」と暗い気持ちになるものです。
 わが子の反抗期を迎えた際、あえて苦言を呈したことで口もきいてくれなくなる時期を経験しました。それでも、厳しく怒られた経験がなければ、社会に出てから出会う不条理への耐性や精神的なタフさは培われないと、大人として伝えるべき言葉を伝えてきました。
 子供は子供なりに、大人の不条理に反抗を試みます。それは世の不条理と戦って社会を知る演習であり、大なり小なり成長段階の必修科目なのでしょう。
 今日もろくに返事さえしないお子さんを抱えたご両親、その心中をお察しします。一方で、トンネルの出口近し、ともお伝えしたいと思います。

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