令和4年8月号市報すいた 市長コラム「腕時計その2」

ページ番号1019457  更新日 2022年9月21日

ダイビングに明け暮れた学生時代、ダイバーズウォッチは必需品でした。ハードに扱う「道具」であったその時計の傷ついたガラスを3度は替えたでしょうか。決して高級品ではなく、実用性重視の時計であり、おしゃれからはほど遠いものとして使っていました。
働きだしてからダイビングの機会が減り、大学生の長男に「ボロボロやし、いらんかったら捨てていいから」と軽い気持ちで譲った時計。
そんなこともすっかり忘れていたある日、息子があのダイバーズウォッチを丁寧に修理し、大切に使っていると知りました。酷使され続けた道具が、レトロカッコいいおしゃれ時計として生まれ変わっていたのです。その何でもなかった時計は、今やなんと購入時の20倍もの値段がついている、と聞いて驚かされました。
40年前、数限りなく潜った千葉、沖縄、瀬戸の海での相棒。そして共に陸に上がり都会生活ですっかり潮気が抜けた2人。先日久しぶりに見つめ合った際に、彼は傷だらけの顔で「お互い、エイジングも悪くないね」と。「もう防水もままならないクセに」と返すと「アンタもな」と返してくれたような気がしました。

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