市長コラム「こもれび通り」
ページ番号1018790
令和7年8月号
妙高山
「食べ物もお酒も、そして空気もおいしい。景色はすばらしいし、いい温泉もある。何よりも人が優しくて、本当に居心地がいいところです」
このように何度でも訪れたい「推しの場所」ってありますか。私の推しは、新潟県妙高市です。吹田市の交流都市であるご縁から、先日、妙高市の式典でご挨拶をする機会がありました。
「私たちは生まれ育ったまちの良さ、恵まれている日常には鈍感です。それが自分にとっては普通、当たり前のことだからです。一方で、不足していること、課題、問題点には敏感です」
KPI(重要業績評価指標)という経営用語があります。人口減少、少子高齢化、施設の老朽化など、さまざまな課題に対応するため、自治体経営においても多くの指標が使われます。しかし、おいしい、楽しい、美しい、優しい、心地よい、という感覚的なまちの魅力は数値だけで表すことは難しいのです。
「妙高市が全国の地方都市と同様に、さまざまな課題を抱えていることを知っています。しかし、数値化できないまちの魅力、そしてみなさんが当たり前だと思っている日常の中にある魅力をこそ、これからも磨き続けてください」とお伝えしました。
振り返って、私たち吹田市民にとっての当たり前とは何か。壮大な妙高山を眺めながら思いを馳せていたところ、「太陽の塔」が重要文化財に指定されるとのうれしい知らせが届きました。
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