市長コラム「こもれび通り」

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令和6年8月号

ごとはん

 「ごとはん(後藤さん)まいどっ!」そして「おおきに」「ちゃいまんがなぁ」「よろしおま」。
 父もよく使っていたコテコテの大阪弁は、大学卒業後、東京から吹田に戻った私には「あぁ、帰ってきたなぁ」と、懐かしくうれしく感じるものでした。
 この半世紀で吹田の言葉は変わりました。吹田市は毎年2万人以上の方が全国から転入してこられます。その影響で、子供たちも含めて多くの市民が標準語交じりの関西弁を話します。それを「ネオ関西弁」というようです。
 「吹田っていいまちですね。住んでみて持っていた大阪のイメージとの違いに驚きました」と言われることがあります。さまざまな文化の影響を受けて育まれた今の吹田らしさや魅力は、使われる言葉にも表れていますね。
 先日、北海道を拠点に活動する2022年北京オリンピックのカーリング日本代表チーム「ロコ・ソラーレ」の吉田選手と鈴木選手がイベントで吹田に来てくれました。「ぜひ常呂町でカーリング体験を。景色も空気も人も良くて、焼き肉がおいしいんです!」と故郷を誇る姿に接し、そこにはどんな言葉や文化があるのだろう、一体「いいまち」って何だろうと考えさせられました。
 今月、新婚旅行で訪れた北海道を40年ぶりに巡ります。そんないいところ(常呂)にも立ち寄らせてもらい、彼女たちを応援してきます。できればカーリングの初体験も!

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