動物の多頭飼育問題にならないために
ページ番号1022050 更新日 2024年4月16日
近年、ペットを家族の一員として飼育する家庭が増加している一方、飼い主の管理能力を超えた頭数を飼養してしまうことによる「多頭飼育問題」が社会問題となっています。あなたやあなたのまわりの人が問題を抱え込んでしまわないよう、困っている場合や心配な場合は早めに保健所にご相談ください。
多頭飼育問題とは
多数の動物を飼育することにより以下の状況が引き起こされていることです。長期化すればするほど解決が難しくなりますので、未然防止や早期の対策が大切です。
- 飼い主の生活状況の悪化
- 動物の状態の悪化
- 周辺の生活環境の悪化
出典:平成19年度 動物の遺棄・虐待事例等調査報告書
責任をもって世話ができる頭数を
避妊去勢手術をせずにペットを飼っている方へ
愛玩動物の中でも猫やうさぎは特に繁殖力が強く、一度の出産で猫は4~8頭、うさぎは6~10匹出産し、その子も数か月で妊娠可能になります。このように、繁殖サイクルが非常に速く、避妊去勢手術をせずにオスメス飼育し始めると1年で数十匹に増えてしまいます。
避妊去勢手術は生殖器系の病気や生殖本能によるストレスがなくなり、寿命が長くなります。繁殖を希望しない場合は避妊去勢手術を行いましょう。
たくさんの動物を飼育している方へ
世話は行き届いていますか?。糞尿がたまっていたり飼育環境が悪化している場合は、あなたや動物の健康被害につながり、最悪の場合は動物虐待とみなされることがあります。
また、災害時に動物を安全に避難させることや、あなたが動物の世話ができなくなったときに動物の世話を誰かに引き継ぐことが困難になります。適切に世話をしてくれる仲間を探すなど、一人で抱え込まないようにしましょう。
なお、以下に該当する場合は届出や許可の手続きが必要です。
- 犬猫をあわせて10頭以上飼っている場合(大阪府)(外部リンク)
-
化製場法に基づく申請・届出等
犬を10頭以上飼う場合
家族などに気になる飼い主がいる方へ
あなたの周りに多頭飼育問題の可能性がある方はいませんか?。
以下のチェック項目を目安に、問題に発展する兆候がある場合は、飼い主にパンフレットなどを紹介して差し上げてください。また、ご心配な場合は、早めに保健所にご相談ください。
問題に発展する可能性が高い兆候
- オス・メス飼っている、又は性別不明の複数飼い
- 避妊去勢手術をしていない、又はわかっていない
早急に対応が必要な可能性が高い場合
- ここ半年で数が増えた、又は子猫が生まれている
- 野良猫に餌をやっており猫の数が増えている
- 悪臭やハエなど、周辺の生活環境に被害がでている
パンフレット
関連リンク
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