ピックアップ吹田〔市報すいた 令和6年(2024年)11月号〕

ページ番号1036783 更新日 2024年10月31日

市議会9月定例会で可決

主な内容を紹介します。

保育提供量の拡充に関する取り組み

(1)一時預かり事業(幼稚園型Ⅱ)に関する補助費用

3200万円

(2)保育施設の整備に関する補助費用

2億1692万円

子どもの学習支援教室増設に関する運営業務委託料

2532万円

100歳の高齢者を市長が訪問 長寿をお祝い

 9月の高齢者保健福祉月間にちなみ、山野吉枝さん(100歳)の自宅を後藤市長が訪ね、長寿を祝いました。新型コロナウイルス感染症などの影響で、市長が訪問するのは5年ぶり。祝い状と記念品を贈られた山野さんは、感極まり思わず涙ぐむ場面も。「年を重ねるごとに、周りの人のありがたみを感じる」と話しました。

 9月15日現在、今年度100歳になる市内の高齢者は87人で、男女ともに最高齢者は109歳。男性は府内最高齢です。

パリパラリンピックで金メダル 宮食行次選手に市長賞

 パリパラリンピック ゴールボール男子で金メダルを獲得した市出身の宮食行次選手(29歳)の功績を称え、10月7日に、市長賞を贈呈しました。

 宮食選手は、「金メダルをめざしていたので、ほっとしています。今後は4年後のロスでの連覇と並行して、ゴールボールの競技人口を増やしていきたい。障がいがある人もない人も楽しめるスポーツなので、いろんな人とチームを組みたいですね」と話しました。

宮食行次

生まれつき視野が狭く、暗いところで物が見えにくい。7年前、ゴールボールに出会い、182センチメートルの長身を武器に急成長。東京2020パラリンピックではチーム最多得点を挙げ、5位入賞に貢献した。

後藤圭二の市長コラムこもれび通り

奥能登を想う

 「心が折れてしまいました」「もうここには住むな、ということですかね」「笑うしかありません」

 これは、豪雨に襲われた輪島市民が絞り出した言葉です。今年の正月、地震により大きな被害を受けた石川県の奥能登地域。ようやく復旧に取りかかり始めた9月のこと、今度は記録的な豪雨が容赦なく被災地を襲い、土砂崩れや河川の氾濫により、またも大きな被害に見舞われました。

 地震発生以来、吹田市は輪島市と復旧支援協定も結び、災害対応に追われる市役所業務を懸命にお支えしてきました。職員数が300人に満たない輪島市役所にとって、今回の地震被害はその対応力をはるかに上回るもので、発災直後から初動期、そして復旧に向けて動き出すまで、市役所の機能は混乱し続けました。

 ようやく復旧に踏み出した矢先の豪雨災害。私はテレビの前で言葉を失いました。即刻、本市の災害マネジメントの専門職員を現地に送りましたが、「なぜ能登ばかりが…」という住民のみなさんの気持ちは想像を超えるものです。

 災害のみならず、私たちの身の回りには、さまざまなことで心が折れそうになっている方々がおられます。「笑うしかない」と心でつぶやく人の、静かな笑顔に隠された思いを、私たちは日頃見逃していないでしょうか。

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