地域で認知症の人を支えます〔市報すいた 令和6年(2024年)11月号〕
ページ番号1036777 更新日 2024年10月31日
認知症になっても安心して暮らせるまちへ
地域で認知症の人を支えます
市内の高齢者のうち、8.5人に1人いる認知症は、誰もがなりうる身近な病気です。今後も高齢化に伴い、認知症の人の増加が予測される中、市では、認知症になっても安心して暮らせるまちをめざして、さまざまな取り組みを進めています。
◆問い合わせ/高齢福祉室(電話6384-1375 ファックス6368-7348)
認知症とは?
さまざまな原因により、脳の働きが低下し、記憶、判断力といった認知機能の低下など、生活に支障をきたした状態のことをいいます。
市内の認知症の人の割合(2023年)
65~74歳が約2パーセント、75~84歳が約10パーセント、85歳以上が約40パーセント。市内の65歳以上のうち8.5人に1人が認知症。
交流
気軽に行ける集いの場 認知症カフェ
認知症の人やその家族、医療や介護の専門職、地域の人などが気軽に参加し、交流や相談ができる集いの場です。市内25か所で活動しています(令和6年6月現在)。市ホームページに一覧を掲載しているので、気軽に問い合わせてください。
啓発
正しく理解しサポート 認知症サポーター
認知症についての正しい知識や接し方などを学ぶ「認知症サポーター養成講座」を定期的に開催しています。認知症サポーターは、何か特別なことをするのではありませんが、講座で学んだ知識を友人や家族に伝える、近所に気になる人がいればさりげなく見守る、認知症の人や家族の話し相手になるなど、認知症の基本を学んだサポーターだからこそできるサポートをします。
チームで支援
本格始動に向けて活動中 チームオレンジ
認知症サポーターを中心とした支援者がチームを組み、認知症の人や家族に対する生活上の困りごとの支援などを行う取り組みです。認知症の人もメンバーとして参加します。
こんな活動をしています
認知症の人やその家族を支援するコーディネーターである認知症地域支援推進員も一緒になって、認知症の人が集える居場所づくりなどを支援しています。市内2か所(令和6年10月現在)でチームオレンジを立ち上げ、それぞれ多彩な取り組みを行っています。興味がある人は、近くの地域包括支援センターへ。
声かけのポイントなどを伝授 認知症地域サポート
認知症の人の特徴や適切な対応の仕方を学ぶ声かけ体験などを通して、認知症の正しい知識の普及や、地域の見守りネットワークづくりに取り組んでいます。
見守りの輪
認知機能の低下により、出かけた先で道に迷ってしまうなど、家に帰れなくなってしまう高齢者を早期発見・保護できるよう、さまざまな取り組みをしています。
もしものお守り みまもりあいステッカー
徘徊症状がみられる認知症高齢者の衣類やカバンに貼ってもらうステッカー。発見者がステッカーに記載のフリーダイヤルに電話すると、家族と直接話ができます。
ダウンロードして協力 みまもりあいアプリ
専用アプリの捜索依頼ボタンを押すと、協力者に捜索依頼が配信されます。捜索依頼が届いた協力者は、協力ボタンを押すと、配信された捜索者情報が閲覧できます。
相談窓口
高齢者に関する総合相談窓口である地域包括支援センターでは、認知症に関する相談にも対応。少しでも気になることがあれば、住んでいる地域を担当する地域包括支援センターへ相談を。