令和6年度 市民健康教室「もっと糖尿病を知ろう!糖尿病予防大作戦」を開催しました。
ページ番号1035829 更新日 2024年10月18日
イベントカテゴリ: 講演・講座・教室
- 開催日
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2024年10月11日(金曜日)
- 開催時間
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午後2時 から 午後4時 まで
(午後1時30分受付開始)
- 開催場所
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メイシアター 小ホール
(吹田市泉町2丁目29-1) - 対象
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74歳以下の吹田市民の方
- 内容
「糖尿病の病態、治療、運動療法など」
講師:日本糖尿病学会専門医 松岡 美佳子 医師 (江坂まつおか眼科)
「糖尿病予防のための食事について」
講師:吹田市成人保健課 管理栄養士
- 参加者
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35名
教室の様子
糖尿病は初期にはほとんど症状はありませんが、放置すると血管が痛み、さまざまな合併症をおこし、生活の質に大きな影響を及ぼします。そのため、糖尿病の原因、病態、予防方法等を学んでいただきたいと思い、本教室を開催しました。
医師講演「もっと糖尿病を知ろう!糖尿病予防大作戦」
松岡先生の講演では、糖尿病の原因や症状、合併症、治療や運動療法等について、診療でのデータも踏まえながらわかりやすい説明をしていただきました。
- 糖尿病の多くを占めるⅡ型糖尿病のリスク因子は「40歳以上の人」「太りすぎの人」「家族に糖尿病の患者がいる」「運動不足」です。
- 日本人は肥満になる前に糖尿病になりやすい遺伝体質を持っていることや、医療介入が遅れた群の方がより進行が早いというデータもあることから、糖尿病は早期での介入が大切です。
- 治療の基本は食事療法と運動療法により、適正に体重をコントロールし、インスリンの効きをよくすることであり、それで不十分な場合、経口薬や注射薬による治療を行います。
- 糖尿病の運動療法は「有酸素運動」「レジスタンス運動」「バランス運動」を組み合わせて行い、まずは継続することが大事です。またタイミングは食後1時間から2時間くらいが望ましいです。
- 糖尿病治療中の方は、災害時に備えて「糖尿病手帳を身に付ける」「お薬手帳を身に付けておくか携帯電話で撮影しておく」「薬をまとめておく」といったことも大切です。
管理栄養士講演「糖尿病を予防する食事」
管理栄養士の講演では、糖尿病を予防する食事として、食べる「量」「内容」「頻度・時間」「順番」が大切なポイントであるということについて丁寧な説明がありました。
- 「量」過剰な糖質オフや欠食はやめて、適正なエネルギー量を摂取し適正体重を維持しましょう。
- 「内容」主食、主菜、副菜+乳製品や果物を組み合わせ、野菜やたんぱく質、炭水化物それぞれの目安量を意識して食べるものを選びましょう。
- 「頻度・時間」1日3食、決まった時間に食事をとりましょう。
- 「順番」副菜→主菜・汁物→主食の順番で食べると血糖値の上昇をゆるやかにできます。
参加者からは、「病態の基本を再認識できて良かった。」「食事を見直すきっかけになった。」などの感想が寄せられました。
配付したちらし
このページに関するお問い合わせ
健康医療部 成人保健課
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電話番号:
【成人保健担当(吹田市国民健康保険被加入者の健(検)診や保健事業を含む)】 06-6339-1212
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