脂質異常症

ページ番号1023466  更新日 2024年1月4日

脂質異常症とは

どろどろの血管のイラスト

中性脂肪やコレステロールなどの脂質代謝に異常をきたし、血液中の値が正常域をはずれた状態をいいます。
動脈硬化の主要な危険因子であり、放置すれば脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患をまねく原因となります。

脂質異常症とは

食事中の飽和脂肪酸の取りすぎ、コレステロールの多い食品の食べ過ぎ、肥満や喫煙・運動不足が原因となる場合や家族性のものもあります。

脂質異常症の症状・合併症

冷や汗をかきながら胸を押さえているおじさん

脂質異常症自体では多くの場合、症状はありませんが、放置すると動脈硬化症をきたし、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの合併症を生じるリスクが高まります。

脂質異常症の診断

LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライドのうち、メタボリックシンドロームの診断基準に用いられる脂質の指標は、HDLコレステロールとトリグリセライドです。しかし、LDLコレステロールは単独でも強力に動脈硬化を進行させるため、メタボリックシンドロームの有無に関係なく、LDLコレステロールの値にも注意する必要があります。

脂質異常症 診断基準

出典:脂質異常症 eヘルスネット

脂質異常症の状態を放置すると、脳梗塞や心筋梗塞を発症する可能性があるため原因の追究をする必要があります。

健康診断で「異常」「要精密検査」と指摘を受けている方は、早めに医療機関を受診し必要な場合は適切に内服するなど医師の指示に従いましょう。

脂質異常症を予防するために

生活習慣の改善が基本です。

  • 禁煙し、受動喫煙を回避する
  • 過食を抑え、標準体重を維持する
  • 肉の脂身、乳製品、卵黄の摂取を抑え、魚類、大豆製品の摂取を増やす
  • 野菜、果物、未精製穀類、海藻の摂取を増やす
  • 食塩を多く含む食品の摂取を控える(6g/日未満)
  • アルコールの過剰摂取を控える(25g/日以下)
  • 有酸素運動を毎日30分以上行う

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