吹田の教育のいま〔市報すいた 令和6年(2024年)6月号〕
ページ番号1034681 更新日 2024年5月31日
毎号、吹田の教育を発信します。
◆問い合わせ/教育総務室(朝日町 電話6155-8063 ファックス6155-8077)
未来を担う子供たちの育成のために 教員の働き方改革を通して教育の質のアップをめざします
小学校では4人に1人、中学校では2人に1人の教員が超勤時間の上限目安、月45時間 (文部科学省の定めるガイドラインより)をオーバー
本市教員の時間外在校等(超勤)時間(令和5年度 月平均)
※任期付・臨時的任用教員は除く
1か月あたり
小学校
45時間未満 74.8%
45時間以上80時間未満 23.2%
80時間以上100時間未満 1.5%
100時間以上 0.5%
中学校
45時間未満 48.4%
45時間以上80時間未満 32.4%
80時間以上100時間未満 10.7%
100時間以上 8.5%
超勤の要因は授業準備をはじめ、部活動や会議、打ち合わせなど。中には厚生労働省の定める過労死ライン(100時間超過または2~6か月の平均が80時間を超過)の教員も
令和5年度の労働者(パートタイムは除く)の超勤時間の月平均は13.7時間
(厚生労働省「毎月勤労統計調査」をもとに算出)
教員の長時間労働が常態化
多様化する学校現場のニーズ
⇒不登校、いじめ、学力向上など以前からの課題のほか、ICTを活用した教育など社会の変化により新たに求められるものも。
15年前に比べて若手教員が増加
⇒若手教員の増加に伴い、授業準備やスキルアップにかける時間の確保が必要に。
20~30歳代 本市教員の推移
※任期付・臨時的任用教員は除く
平成20年度(2008年度)
小学校 42%
中学校 25%
令和5年度(2023年度)
小学校 63%
中学校 65%
子供たちと向き合い、教育の質を確保するには教員の心身の健康と心の余裕が大切です
業務改善などを通して、教員の働き方改革を一層進め、今後、取り組みをグランドデザインとしてまとめます
現在、モデル的に実施している取り組み
リフレッシュスペースを設置
教職員の健康管理を支援するため、千里第二小学校に市で初めて設置。教職員の一時的な体調不良時のほか、妊娠中、産・育休から復帰した後も人目を気にせず、清潔で落ち着いた空間で体のケアができます。これからも教職員の職場環境の改善に取り組んでいきます。
学校副管理者を配置
教頭の業務負担軽減のため、教員以外が担うことのできる業務を、事務職員(正職員)が学校副管理者として担います。長時間勤務を解消するとともに、教頭がマネジメントや人材育成などの業務に集中できるよう取り組みます。小学校2校、中学校1校に配置し、学校事務、施設管理、地域対応などを担当。
学校自慢 ナイス中ミー中
市内の中学生がPR
山田中学校
2023年度後期 生徒会スローガン 今よりも過ごしやすい学校へ
2024年度前期 生徒会スローガン 結繋
バトンをつないで学校をブラッシュアップ!
私たちの学校では全員が委員会、教科係などを担当し、全校生徒で学校をよりよくしていこうと日々、活動に取り組んでいます。
生徒会でも生活委員などとの連携による“あいさつ運動”の実施、昼休みの“体育館開放”など、昨年度のメンバーが発案した取り組みの実現に向けて、日々努力しています。
体育館がきれいに!
昨年度、改修工事が完了。きれいになった体育館で、部活動も体育の授業も、より一層、一生懸命励んでいます。
※今月のリレー・コラムは紙面の都合上、休止しました。