ピックアップ吹田〔市報すいた 令和6年(2024年)7月号〕

ページ番号1035016 更新日 2024年6月28日

市議会5月定例会に提案

 主な内容を紹介します。

予算案件

新型コロナワクチンの定期接種に係る費用

8億4896万円

 今年度からは高齢者などのインフルエンザワクチン接種と同様の定期接種として、毎年秋~冬にかけて高齢者などを対象に実施するものです。

古江台留守家庭児童育成室リース費用(令和6~17年度)

2億8028万円

 児童数の増加に対応するため、留守家庭児童育成室を増築するものです。

7月中旬 市役所本庁低層棟が増築利便性が向上します

 増築部分には、エレベーターを設置。ベビーカーや車椅子でも、低層棟の2・3階へスムーズに移動できるようになります。 

 各階のトイレも充実。障がいのある人や子供連れの人など、さまざまなニーズの人が利用しやすいよう、バリアフリートイレや子供用便器を併設したトイレを配置しました。

 また、雨天時にも市役所へ快適にアクセスできるよう、阪急吹田駅から西玄関へ通じる歩道に屋根を設置する工事を引き続き進めます。

後藤圭二の市長コラムこもれび通り

車窓

 新大阪駅から東京行きの新幹線に乗ること5分、左の車窓から遠くに見えるエキスポシティの大観覧車。かつてはエキスポタワーが吹田の目印でした。過ぎゆく景色を眺め、ペットボトルの水を飲みながら「そういえば」と思い起こしました。半世紀前、初めて缶入りのお茶を目の当たりにしたときの驚きと違和感。「え、お茶を売る?誰が買うねん」と友人と苦笑いしました。今となっては、すっかり私もペットボトルのお茶や水に時々お世話になっています。

 技術の進歩が私たちの意識や行動、そして生き方さえも大きく変えることがあります。スマートフォンやパソコンもその一つです。周囲を見渡しても、多くの乗客がスマホの画面に見入り、目線を下げたまま。

 そういう私も、今、のぞみ号の車窓のカーテンを閉め、車内の雑音も気に留めず、ひたすらノートパソコンに向かっています。先日も「富士山は見えた?」と聞かれて、「あぁ、今回は富士山はなかったみたいよ」と、とぼけたくらいです。

 この半世紀で変わっていないものは何でしょうか。私たちの生活が便利になっていく一方で、失ったものは何なのだろう。東京駅に着くまで車窓を眺めてみよう、とパソコンを閉じた眼前に一瞬だけ広がる浜名湖。

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