ボルティセラ(Vorticella)

ページ番号1023939  更新日 2022年11月28日

ボルティセラの写真

分類

原生動物 繊毛虫類 縁毛目

細胞の大きさ

35~120㎛

形態

体形が釣鐘形をしているため、ツリガネムシとも呼ばれる。頂部の囲口部周囲に繊毛があり、その繊毛で水流を起こしながら浮遊する細菌を集めて摂食する。単独性で群生しない。柄に糸筋体がある。

運動

囲口部の繊毛で水流を起こし、浮遊する細菌を集めて摂取する。伸縮運動を行う。

出現環境

小型のもの(35~90㎛)は、エサとなる細菌が高濃度状態のときに多く出現する。また省エネルギーで生息できるため、反応槽中の溶存酸素不足の場合にも出現する。溶存酸素が十分に存在してくると大型(50~100㎛)が少しずつ増え、小型のものが減少していく。この状態になると水処理は良好となる。

食料源

主に細菌を摂食するが、微細藻類を摂食することもある。


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