下水処理と微生物に関する用語集

ページ番号1003328 更新日 2022年11月4日

下水処理に関する用語

BOD-SS負荷(びーおーでぃーえすえすふか) [kg/日]

BODとは生物化学的酸素要求量のことであり、BOD-SS負荷とは活性汚泥1キログラムに対する汚水中の1日あたりのBODの量のこと。数が大きければ負荷が重く、少なければ負荷は軽い。

MLSS(えむえるえすえす) [mg/L]

Mixed Liquor Suspended Solidsの略。反応槽内の1リットルあたりの活性汚泥の量のこと。

SRT(えすあーるてぃ) [日]

Sludge Retention Timeの略。活性汚泥が下水処理工程中に留まる平均的な期間のこと。

SVI(えすぶいあい)

Sludge Volume Indexの略。活性汚泥の沈降性を示す指標のこと。単位はなく、汚泥解体の目安になる。

汚泥解体(おでいかいたい)

活性汚泥の凝集性が悪くなり、分散してしまうこと。処理水質が悪化する。

活性汚泥(かっせいおでい)

反応槽内で下水中の有機物を栄養源とする微生物が主体となり、集まったもの。活性汚泥中では細菌類、原生動物、後生動物など多様な生物種が互いに共生・捕食関係にある。

硝化(しょうか)

空気が十分にある状態で硝化細菌によって、アンモニア性窒素を亜硝酸性窒素に、さらに亜硝酸性窒素を硝酸性窒素に酸化すること。

スカム

堆積した活性汚泥が腐敗によって浮上し、水面にできるスポンジ状の塊のこと。

バルキング

膨化ともいう。SVIが通常の値よりも著しく上昇し、活性汚泥と上澄み液が分離できなくなること。

フロック

有機物の汚れや微生物が集まったもの。フロックが集まり、大きくなると活性汚泥となる。

有機物

炭素を主成分とする化合物のこと。生物を構成する物質。

微生物に関する用語

原生動物(げんせいどうぶつ)

体は1個の細胞からなる単細胞生物。繊毛、鞭毛、収縮胞などの細胞器官をもち、分裂・出芽などによって増殖する。大きく分けると鞭毛虫類、肉質虫類、繊毛虫類がある。

後生動物(こうせいどうぶつ)

反応槽内に生息する細菌類、原生動物以外の動物のこと。

細菌類(さいきんるい)

最も微小な単細胞の生物のことで核を持たない原核生物のこと。従属栄養細菌と独立栄養細菌がいる。

収縮胞(しゅうしゅくほう)

原生動物にみられる空胞のこと。収縮と拡張を周期的に反復し、浸透圧の調節や排出に関与する。

繊毛(せんもう)

細胞の表面にみられる多数の毛で運動性の細胞器官。鞭毛と本質的に同じであるが多数で長さが短く、一様に生えているものをいう。

透視度(とうしど)[度]

水の透明の程度を示す度合いのこと。数値が大きいほどきれいである。

鞭毛(べんもう)

体表面にある毛状の運動性細胞器官のこと。細胞の移動、もしくは細胞周辺に水流を起こし、遊泳に必要な推進力を生み出す。

マイクロメートル[㎛]

長さの単位で100万分の1メートル。0.001mm。

溶存酸素(ようぞんさんそ) [mg/L]

水中に溶解している酸素のこと。

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