たばこによる健康への影響

ページ番号1016177 更新日 2023年8月18日

たばこの害に関する正しい知識

たばこについて

たばこの煙には、約5,300種類の化学物質が含まれており、その中には約70種類の発がん性物質が存在しています。
また、たばこの煙には、喫煙者が吸う「主流煙」、たばこの火がついた部分から立ち上る「副流煙」、喫煙者が吐き出した「呼出煙」があります。
たばこを吸わない人でも、受動喫煙によって「副流煙」と「呼出煙」を吸い込み、肺がんや脳卒中、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症等)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの危険性が高まったり、小児喘息、乳幼児突然死症候群(SIDS)との関連性があると報告されています。

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急速に広がる新型たばこに注意

イラスト:加熱式たばこ・電子たばこ

「加熱式たばこ」や「電子たばこ」といった新型のたばこが急速に普及しています。

  • 加熱式たばことは、たばこ葉を電気で加熱し、発生した蒸気を吸引するたばこです。
    目に見える煙が出ないという特徴があるものの、たばこ葉を使用するため、ニコチンなどの有害物質は確実に発生しています。
    販売されて間もないこともあり、現在はまだ、加熱式たばこが健康に及ぼす長期的な影響についての明確なデータが存在しません。
    加熱式たばこは紙巻たばこに比べて有害物質の量が少ないと宣伝されることが多いですが、健康へのリスクが同じように軽減されるわけではなく、加熱式たばこに切り替えても禁煙したことにはならないため、注意が必要です。
  • 電子たばことは、たばこ葉は使用せず、カートリッジ内の液体(リキッド)を電気で加熱し、発生した蒸気を吸引するものです。たばこ葉を使用していないため、電子たばこは「たばこ類似製品」とされており、たばこ事業法に規定されたたばこには該当しません。
    現在日本では、ニコチンを含む電子たばこの譲渡・販売は法律で禁止されていますが、個人輸入等で入手した電子たばこにはニコチンなどの有害物質が含まれていたり、電子たばこの爆発による死亡事故の事例もありますので、ご注意ください。

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二十歳未満の者の喫煙について

二十歳未満の者の喫煙は「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律」により禁止されています。
二十歳未満のうちに興味本位でたばこを吸い始めた場合、やめられなくなることが多い傾向があります。また、子どもは大人よりもたばこによる依存性が強く、健康被害も大きいことが分かっています。

二十歳未満の者の喫煙を防ぐため、周囲の大人が、子どもに、たばこに関する正しい知識を伝えることが大切です。
保護者が喫煙している場合、その子どもの喫煙率が高くなるという報告があります。子どもは、身近な人がたばこを吸っている姿を見て興味を持つ場合がありますので、保護者は子どもの前でたばこを吸うことはやめましょう。保護者自身が禁煙するのが一番望ましいです。

詳しくは「若者の喫煙と健康」(厚生労働省)をご覧ください。

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妊娠中・育児中の保護者の喫煙について

イラスト:喫煙する妊婦と苦しそうにしている胎児

妊婦の喫煙は、流産、早産、低出生体重児等のリスクを高めます。
育児中の保護者の喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)や喘息、中耳炎など、子どもの健康に大きく影響することが様々な調査で分かってきています。ベランダで喫煙する場合も副流煙は室内に流れ込むため、受動喫煙の影響は避けられません。子どものいるご家庭では家族全員が禁煙しましょう。

詳しくは、以下のページをご覧ください。

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COPDをご存知ですか?

COPDとは、「慢性閉塞性肺疾患」のことを言い、別名「たばこ病」とも言われています。これまで「肺気腫」や「慢性気管支炎」と言われていた疾患も、COPDに含まれます。症状がゆっくりと進行するため、気づかない間に重症化する場合があります。重症化すると少し動くだけでも息切れし、酸素吸入が必要になるなど、生活に大きく影響します。主な原因は喫煙や受動喫煙です。
COPDになると、もう元の状態には戻りません。喫煙者の方はできるだけ早く禁煙しましょう。

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