受動喫煙による健康影響
ページ番号1016180 更新日 2022年9月21日
受動喫煙って?
たばこの煙には、たばこを吸う人が直接吸い込む「主流煙」、たばこを吸う人が吐き出す「呼出煙」、たばこの先から立ち上がる「副流煙」があります。
たばこを吸わない人がたばこを吸っている人と同じ空間にいて、この副流煙や呼出煙を自分の意思とは関係なく吸込んでしまうことを、「受動喫煙」といいます。
副流煙には、発がん性物質やニコチン、一酸化炭素などの有害性物質が主流煙の数倍多く含まれており、自身がたばこを吸わなくても健康に大きな影響を及ぼします。
受動喫煙による健康影響
受動喫煙による年間死亡数は、推計約1万5,000人と言われています。
以下は、現在明らかになっている受動喫煙と健康被害との因果関係です。
(厚生労働省「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」(2016)による)
大人の健康に及ぼす影響

- 因果関係が確実
肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、呼吸器の急性影響など - 科学的根拠により、因果関係が示唆されている
鼻腔・副鼻腔がん、乳がん、慢性呼吸器症状、喘息への影響など
※特に妊婦の方は受動喫煙により、子宮内発育不全や低出生体重児の割合が20~90%増加し、出生体重は20~200g減少すると報告されています。
子どもの健康に及ぼす影響
- 因果関係が確実
乳幼児突然死症候群(SIDS)、喘息の既往など - 科学的根拠により、因果関係が示唆されている
喘息の発症・重症化、咳・痰・息切れ、呼吸機能の低下、中耳疾患、虫歯など
※特に子どもはたばこの健康被害を受けやすく、両親がたばこを吸っている場合、子どもがSIDSで死亡する危険性は約4.7倍に増加すると報告されています。
三次喫煙について(サードハンドスモーク)
たばこの煙は、室内のカーテンやじゅうたん、車内等に有害物質を付着させます。
この付着した有害物質は数か月残存し、これを吸い込んだりすることを、三次喫煙(サードハンドスモーク)といいます。
三次喫煙(サードハンドスモーク)は「残留受動喫煙」とも呼ばれており、健康への影響が懸念されています。
たばこの煙等による体調への影響
たばこの煙等により、頭痛・吐き気・自律神経の異常など体調が悪くなる方がいらっしゃいます。
他の人が吸ったたばこの煙を吸い込むことだけではなく、床・壁・衣類等に付着した煙などによって症状が起こることもあります。
皆様のご理解とご配慮をお願いいたします。
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