ピックアップ吹田〔市報すいた 令和6年(2024年)5月号〕

ページ番号1034310 更新日 2024年4月30日

市議会2月定例会で可決

 主な内容を紹介します。

予算案件

令和6年度当初予算

 一般会計1708億4862万円を含む総額2532億5310万円。

主な施策

習い事費用の助成

1億3576万円

 生活保護・児童扶養手当受給世帯の小学5年~中学生の児童・生徒を対象に助成。

保育所などにおける第2子の保育料(利用者負担額)の無償化

5億5148万円

 子育て世代への経済支援策として、第2子の保育所や認定こども園などの保育料を無償化。

SUITA×ART誕生

 メイシアター1階の「さつき」跡が、コンサート、パフォーマンス、ギャラリーなど、さまざまなアーティストの活動・発表の場に生まれ変わりました。3月25日にはオープン記念事業の一つとして「大阪交響楽団のメンバーによる親子で楽しめるクラシックサロン」を開催。参加者はプロのピアノとバイオリンの演奏を楽しみました。

 この空間では、コンサートや演劇、作品展示などさまざまなジャンルの催しを市主催で開催。10月以降は将来有望なアーティストの発表の場としても活用します。◆問い合わせ/メイシアター(電話6386-6333 ファックス6330-7230)。

春藤副市長再任

 市議会の同意を得て、春藤尚久さんが副市長に再任しました。任期は4月1日から4年間。平成28年から副市長を務めています。

石川県輪島市と協定締結

 4月3日、市は輪島市と「令和6年能登半島地震に伴う輪島市復旧支援協定」を締結しました。今後輪島市が復興に向かううえで必要な行政事務について、同じ基礎自治体の目線に立ち、細やかな支援を行います。

後藤圭二の市長コラムこもれび通り

放っておけない

 「市長、今後本市に対して『すみません』と言うのは禁止ですよ」「ありがとうございます。遠いところお越しいただいて本当にすみません。あ、すみません。(笑)」

 これは、復旧のめどが立つまで微力ながら支援し続けます、とお伝えした際の石川県輪島市役所でのやり取りです。市は、4月3日に輪島市と復旧支援協定を結びました。発災から3か月がたったにもかかわらず、訪れた能登半島は依然として発災直後かと思わせるような状態でした。

 本市は、発災3日後に輪島市役所に災害マネジメントの専門職員2人を送り込み、災害対応体制の立ち上げを支援してきました。今は、被災地の行政機能を支えるため、全国各地の自治体から多くの応援職員が派遣されていますが、おそらく半年後には、その人数は報道の頻度とともに大きく減少するでしょう。年月が経過した東日本大震災の被災地で「次第に忘れられつつあるなぁ」とつぶやいていた住民の声が忘れられません。

 中核市自治体として、また、人としてその気持ちを放っておけない、輪島市に押しかけた本意はそこにあります。ともすればライバル関係となる自治体同士が利他的な連携関係を築くことは容易ではありません。平素から困ったときはお互いさま、という心で支え合いたい。そこに「すみません」は要りません。末長いお付き合いの始まりです。

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