中核市となり3年がたちました 進化したまちの姿〔市報すいた令和5年(2023年)4月号〕
ページ番号1026995 更新日 2023年3月31日
市は令和2年4月に中核市へ移行。福祉、都市計画など、暮らしに関わる幅広い分野で事務権限が広がり、迅速で質の高い行政サービスの提供を主体的に進めています。保健衛生分野では保健所を設置し、市がこれまで実施してきた事業と保健所の専門的な業務を一体的に実施できるようになりました。中核市となり飛躍した今の姿を、さまざまな場面からピックアップしてお伝えします。
◆問い合わせ/企画財政室(電話6384-1632 ファックス6368-7343)
都市計画分野
地域の特性を活かしたまちなみに
市独自の屋外広告物条例を制定し、屋外広告物の設置許可の際には事前協議を行う制度を新たに導入しました。
市内で新たな商業施設も誕生していますが、事前協議でのきめ細やかな誘導により、地域の景観特性に配慮した屋外広告物の設置が進められています。
環境分野
廃棄物処理の立ち入り件数が増加
排出事業者や産業廃棄物処理業者に対し、中核市移行前よりも多く立ち入り検査や指導を行い、不法投棄など不適正な処理の未然防止に取り組んでいます。
福祉分野
手続きがスピーディーに
府と市で分担していたサービスを市が一体的に行うことで、手続きの迅速化や利便性の向上が図られています。
例えば
母子・父子・寡婦福祉資金の貸し付けなど
- 貸し付けの申請から交付までの事務期間 約2~3か月から約1か月に短縮
- 子の進学に係る学費や入学金のための資金の貸付審査を受験前に受けられる、予約申請の受け付けを開始しました。進学先が決定したら速やかに資金の交付を受けられ、利便性が向上しています。
保健衛生分野
市保健所では最前線で、新型コロナウイルス感染症に対応
中核市移行と時を同じくして、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威をふるいました。保健所を有する中核市の責務として、最前線でコロナ対応を続けています。
- ドライブスルー方式によるPCR検査
- 検体回収センターの実施
- 行政検査会場として保健所内にモバイルクリニックを設置
など、状況に応じて市独自の事業を変遷させながら検査体制を拡充し、コロナ対応に奮闘してきました。
さらに、保健所が市の組織となったことで、
- 感染状況を直接把握でき、陽性者対応に他部署からの応援職員をタイムリーに派遣する
- 消防との連携を一層強化し、症状急変時の入院調整などにも最善を尽くせる
など、全庁を挙げてコロナ対応に取り組むことができています。
動物との共生も進んでいます
保護犬・猫の譲渡を推進するほか、動物愛護の啓発を進めています。
所有者不明猫に関する相談については、地域猫活動支援事業として対応を強化しています。事業の詳細は市ホームページへ。