令和7年6月市報すいた 市長コラム「愛される人」
ページ番号1039198 更新日 2025年5月26日
「いや、大体それがおかしいねん」「仕事の仕方がなってないわ」「こんなこと言いたくないけどさぁ、あの人って空気読めないよね」「私なんて全然できないから。ムリムリ」「ぼくが若い頃はもっとできたけど」
つい、こんなネガティブな発言をしてしまうことはありませんか。
私が20年来師事しているスキーコーチは、元全日本チャンピオンで、基礎スキー界のレジェンドです。長くお付き合いしていただいていますが、彼から悪口や自慢などを聞いたことはありません。私にとって「人格の師匠」でもあります。
人生経験を数多く重ねたシニアだからこそできる(したくなる?)説教や評論、自慢話。しかし、愛されるシニアであるためには、リタイア後にそれが許される場面はそう多くありません。相手から感想やアドバイスを求められた時に限られるのです。
「あんな風に歳をとりたいなぁ」と感じさせる方々から学ぶことが多くあります。ある人の表現を借りると「上等な人」とでも言うのでしょうか。賢明なだけでなく、穏やかで笑顔を絶やさず周囲を楽しくさせるイケてるシニア。
65歳以上の高齢者がほぼ3割に達した社会に生きているからこそ考えさせられることです。
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