令和5年4月市報すいた 市長コラム「地の塩、世の光」

ページ番号1026962 更新日 2023年3月27日

 市長に就いて約8年、どちらかというと短く感じています。行政は1年周期で回るため、試行錯誤を重ねる回数は限られます。40数年の行政経験と8年の市長経験を経たとはいえ「やるべきことをやり切った」とはなりません。
 臨んだ市議会は30回以上、市長答弁は実に約1500回。議論を重ね、政策が決定され、そして今の吹田市がある。まさにそこは民主主義の学校であり、実に多くの学びがありました。
 これまでを振り返ると、新年に集まった約3000人の二十歳の顔が思い浮かびます。彼らはこれから、何周もの人生のトラックを走りますが、時には立ち止まったり、コースを外れたりすることもあるでしょう。一体、彼らのゴールはどこにあるのでしょうか?
 思春期に、考えても答えの出なかった「何のために生きているのか?」という問いに対し、今少し見えてきたのは、どうやら「自分のためだけに生きるのではない」ということです。
 自分も大事、その自分が役立つ場も大事、そして何よりも互いを必要とし合う身近な存在こそが最も大事。若い頃の私にはぼんやりとしか見えていなかったゴールは、まだまだ遠く、道半ばの私です。
 4年前もここで書きましたね。一旦ここでペンを置かせていただきます。毎月のご愛読を、ありがとうございました。

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