水質についてのQ&A

ページ番号1008877 更新日 2024年9月5日

吹田市の水道水は何の水から作られているのですか?

A

吹田市の水道水の水源は、地下水(深井戸)と河川水(淀川)の水の2種類です。片山浄水所では地下水を、泉浄水所では琵琶湖から流れる淀川の水を浄水処理し、吹田市の南部地域に水道水を送っています。その他の地域(北部地域)には、大阪広域水道企業団が淀川の水を浄水処理したものを吹田市が購入し、送っています。

地域ごとの水源をご覧になりたい方

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どうして地下水を水道水に使っているのですか?

A

吹田市は古くから地下水が豊富であったため、昭和21年(1946年)に今は廃止された千里山浄水所(旧京阪神急行千里山水道)から地下水の給水を開始して以降、現在に至るまで地下水を貴重な水源としています。
地下水は水質が安定かつ、地震等の災害に強い水源であるほか、万が一、淀川での水質事故等により河川水の浄水処理が困難になった場合でも水道水を作ることができるというリスク分散が可能であり、複数水源を確保することは吹田市にとって危機管理上重要なことだと考えています。

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地下水をもっと増やせないのですか?

A

地下水は有限の資源であることから、地下水を利用している片山浄水所では、環境に配慮しながら場外に井戸用地の取得を進め、地下水の更なる増強を図ると共に、既設井戸の適切な維持管理を行うことで、地下水の確保と長寿命化に繋げていきたいと考えています。

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水道水の水質基準を教えてください

A

水道水質基準は、人体への影響が心配されるものや、味や色、におい等の生活を送る上で支障をきたすものについて、水道法第4条に基づき、省令により具体的な項目が定められています。また、水道水質基準以外にも水質管理上留意すべき項目として「水質管理目標設定項目」、今後必要な情報・知見の収集に努めていくべき項目として「要検討項目」がそれぞれ設けられています。詳しく知りたい方は、「水道水質基準等について」ページをご覧ください。

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水道水質基準はどうやって決まるのですか?

A

水質基準の各項目及び基準値は、WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドライン等を参考にしつつ、健康影響に関する研究・調査、諸外国の基準値等の設定状況、日本での使用実績や検出状況、検査技術等を環境省が総合的に検討し、決定しています(令和5年度以前は厚生労働省)。

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吹田市の水道水の安全性について知りたい

A

水道水の水質基準が水道法第4条で定められ、この基準は人が一生水道水を飲み続けたとしても健康に影響の出ない濃度で定められています。水道部では、定期的に水質測定を行い、この基準値を十分に満足しており、安全性を確認しています。毎月の水道水の分析結果と検査方法は、「水質検査結果」及び「水質検査計画」ページをご覧ください。

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鉛給水管を使用している場合、鉛は人体に問題ありませんか?

A

水道水中の鉛に関する水質基準値は0.01mg/L以下と設定されております。浄水所から供給している水道水に鉛はほとんど含まれておりませんが、鉛給水管をご使用される場合は、鉛が溶出することがあります。このため、鉛給水管をご使用のお客さまにおかれましては、長時間留守にしたときや朝一番の水道水など、長期間水道水を使用していない場合、念のため、バケツ1杯程度を放水してきれいになってから飲用に使用してください。このときの放流水は、飲用以外の用途に利用してください。詳しく知りたい方は、「水質のトピックス」ページ内の「鉛製給水管」をご覧ください。

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一般家庭の水質検査はしてもらえるのですか?

A

水道水に異常を感じたときなどには、まずは吹田市水道部水質グループ(06-6384-1250)にご連絡ください。状況に応じて、利用者の方の依頼により水道水の水質検査を実施します。なお、ご要望にお応えできない場合もあります。井戸水や専用水道など吹田市水道部から供給されていない水については検査を実施できません。

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塩素消毒による消毒方法は安全ですか?

A

水道法では、じゃ口から出る水道水の残留塩素濃度を0.1mg/L以上確保できるように塩素消毒を行うことが定められています。塩素消毒は、病原菌等に対して効果はありますが、人に対する影響はありません。日本では大正11年(1922年)から100年以上この方法が利用されおり、その間大きな健康影響は確認されていません。なお、WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドライン値は、残留塩素濃度で5mg/L以下とされており、この値は生涯にわたって水道水を飲んでも人の健康に影響が生じない濃度です。

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水道水の残留塩素濃度について教えてください

A

水道法では、じゃ口(給水栓)における水道水の残留塩素濃度を0.1mg/L以上保持するように定められています。これは、浄水所・浄水場からじゃ口(給水栓)まで、水道水を安全にお届けするためのものです。一方、残留塩素は不快なにおい(カルキ臭)の原因となることがあり、より質の高い水道水の供給を目指すため1.0mg/L以下が望ましいとする目標値が示されています(水質管理目標設定項目)。残留塩素は時間の経過や水質の状況などにより減少していくため、吹田市内で一律の濃度ではありません。吹田市では、市内各所に設置した自動監視装置や配水管などの管網状況、水量等をもとに市内各箇所で0.1mg/L以上の濃度を確保しています。吹田市の残留塩素濃度は年平均値で0.4mg/L程度であり、安全でおいしい水道水を飲んでいただくことができます。なお、食塩を水に溶かした時にできる「塩化物イオン(塩素イオン)」は残留塩素と異なり消毒効果はありません。

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天候や季節によって水道水の水質は変わったりするのですか?

A

水道部がお届けしている水道水の約90%に淀川の水を使用しています。たくさん雨が降ったときや猛暑・寒波のときなど、天候や季節によって淀川の水質は常に変化しますが、浄水所で適切に水処理を行うことにより、水道水は安定した水質を保っています。

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新型コロナウイルスによる水道水への影響はありますか?

A

日本の水道水は感染対策として、水道法で消毒成分の塩素濃度を0.1mg/L以上確保することが定められています。常時適切な塩素消毒を実施しており、水道水を介してウイルスに感染することはありません。また、コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同様に呼吸器からの感染症であり、水道水を含め食品からの感染の心配はまずありません。

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有機フッ素化合物(PFAS)、PFOS・PFOAとは何ですか?

A

PFOSはペルフルオロオクタンスルホン酸、PFOAはペルフルオロオクタン酸の略であり、有機炭素に人工的にフッ素を結合させた有機フッ素化合物の一種です。かつては難燃性等の性質を持つことから消火剤として活用されてきました。環境中で分解されにくく、近年、環境残留性や蓄積性、長期毒性の疑いなどから国際的に廃絶等の対策がとられています。詳しく知りたい方は、「水質のトピックス」ページ内の「有機フッ素化合物 (PFAS)」をご覧ください。

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環境に対してどのような取組をしていますか?

A

水道事業は多くの電力を使用することから、環境に配慮した取組が重要です。これまで、ポンプをできるだけ使わない水の送り方の導入や、佐井寺配水場・津雲配水場に水圧を利用するマイクロ小水力発電設備を設置して発電するなどの取組を行ってきました。今後も、省エネの促進をはじめ、小水力発電や太陽光発電など、水道施設を利用した再生可能エネルギーの導入の検討を進めていきます。

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水道水をおいしく飲む方法はありますか?

A

煮沸してから冷蔵庫等で冷やすと美味しくお飲みいただけます。しかし、煮沸すると消毒成分である残留塩素が減ってしまうため、長期の保管は避けて、早めにお使いください。また、煮沸せずに冷蔵庫で冷やし、レモンを数滴入れていただくと、さっぱりとした水道水を飲んでいただけると思います。

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水道水の保存期間は?

A

水道水の保存期間は、保存方法や条件によって異なります。清潔な容器に満たし、栓をして冷蔵庫に保存した場合には、その条件や飲用頻度により、3日から1週間程度は保存できます。 保存期間はあくまで目安ですので、なるべく早く飲用してください。浄水器を通した水や煮沸した水を保管することは、消毒成分である塩素がなくなるため、あまりおすすめいたしません。

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硬水と軟水の違いを教えてください

A

ミネラルであるカルシウムやマグネシウムの量を炭酸カルシウムに換算して表したものを硬度といいます。硬度は水の味に影響を与え、硬度の高い水(硬水)は口に残るような味がし、硬度の低い水(軟水)は適度にまろやかな味になると言われています。おいしい水には、硬度成分が適度に含まれているとされています。

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水道施設を一般開放することはありますか?

A

水道施設への不法侵入など危機管理の観点及び近隣の皆様のプライバシーの確保や防犯対策等のご指摘があることから、常時の開放は行っていません。従来から、水道部が実施するイベントや地域の皆様と連携した防災訓練等の際には、浄配水場を会場として利用する場合もあります。

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塩素はトリハロメタンなどの発ガン性物質をつくるため、浄水器をつけないといけないと聞いたが本当ですか?

A

トリハロメタンは水中の有機物と塩素が反応して生成されてしまいますが、吹田市は高度浄水処理(オゾン処理と粒状活性炭処理)により、有機物を大幅に除去した後、塩素注入を行っており、トリハロメタンは極めて微量です。トリハロメタンの水質基準値は、生涯にわたって飲み続けても人の健康に影響が生じないレベルを基に0.1mg/L以下に設定されています。吹田市の水道水はさらにこの基準値の1/10程度となっており、安全な濃度レベルに管理していますので、安心してそのままお飲みいただけます。なお、浄水器は消毒効果のある残留塩素を除去する機器であるため、雑菌が繁殖しやすくなります。また、水質を保つためには定期的なカートリッジの交換等を適切に行うことが重要ですので、取扱いについては機器の製造会社や販売店等にご相談ください。

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水道水中の放射能は問題ありませんか?

A

自然界には天然の放射性物質が存在していますが、吹田市が利用している水源にはほとんど含まれていません。吹田市では放射性物質の監視を年2回測定しておりますが、原水・浄水(水道水)中で放射性物質が検出されたことはなく、問題ありません。

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水道水が着色しています

A

「水道水の着色」ページをご覧いただき、ご参考にしてください。

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器物などが着色しています

A

「器物の着色」ページをご覧いただき、ご参考にしてください。

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異物があります

A

「異物」ページをご覧いただき、ご参考にしてください。

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水道水ににおいがします

A

「におい」ページをご覧いただき、ご参考にしてください。

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このページに関するお問い合わせ

水道部 浄水室
〒564-8551 大阪府吹田市南吹田3丁目3番60号
電話番号:
【施設・浄水グループ】 06-6384-1259
【水質グループ】 06-6384-1250
ファクス番号:
【施設・浄水グループ】06-6384-9630
【水質グループ】06-6384-1273
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