器物の着色
ページ番号1034815 更新日 2024年6月26日
青色
浴槽、タイル、タオルなどが青くなる
原因
給湯器に使用されている銅管から溶け出した銅が、石鹸や湯垢と反応して、青色の「銅石鹸」を生成して付着したものと考えられます。銅管の内面が新しい時には溶け出しやすいですが、水を長期間使用することによって被膜が形成されると溶け出しにくくなります。
対策
浴槽などを青く染めないためには、石鹸や湯垢が残らないように、日常からこまめに手入れをしてください。青くなった場合には、市販の洗剤を使いスポンジなどでよくこすって汚れを取除いてください。
蛇口などが青くなる
原因
給水器具から溶け出した銅が、空気に触れて酸化銅の錆となったものと考えられます。トイレの給水器具には銅を含む部品が多く使用されており、錆が特に出やすいです。
対策
錆を出さないために、換気を良くして器具に付着した水分を拭取るなどの手入れをしてください。錆がついた場合には、拭取りによって取除いてください。
黒色
魔法瓶の内側が黒くなる
原因
給湯器などから何度もガラス製品にお湯を注ぎ足していくと、給湯器に使用されている銅材や銅管から溶け出した銅が容器に付着し、初めは青くなり、蓄積すると黒く見えます。
対策
給湯器の水は水温が高く、朝の使い始めのように長時間滞留していると銅などが溶出している場合があります。しばらく放水してきれいになってから飲用に使用してください。このときの放流水は、飲用以外の用途に利用してください。なお、給湯器はお湯を沸かすための熱交換器に銅やアルミニウムなどの金属類が使用されている場合があります。飲用可能とされている製品を除いて、飲用としてお使いすることはお勧めできません。
アルミニウム製の鍋ややかんが黒くなる
原因
アルミニウムと水中の酸素が容器の表面で反応し、水酸化アルミニウムの被膜を形成します。この水酸化アルミニウムが水道水中のミネラル分などと反応して表面に固着し、黒色に変化します。
対策
容器の空焚きや水の注ぎ足し、水や食物を入れた状態で放置しないようにご使用ください。水道水中のミネラル分が濃縮されて黒くなる原因となりますので、使用後は、よく洗い水気を拭取り乾燥させてください。また、アルミニウムの酸化被膜はアルミニウム製品の保護膜として機能しています。この保護膜は鉄たわし等で擦れば除去できますが、次のご使用時にアルミニウムの溶出が生じるとともに、再び酸化被膜が形成されます。洗浄の際は柔らかいスポンジをご使用ください。
浴室のタイルや水切りかごなどが黒くなる
原因
空気中の細菌やカビなどが付着して繁殖し、黒色の付着物となったものです。水切りかごや浴室などは乾燥しにくく水滴が残っていると、空気中の雑菌が繁殖しやすくなります。
対策
洗剤でよく洗い、取れないときは漂白剤を使用してください。こうした現象が頻繁に起きる容器や浴室はよく洗ったあと、通気をよくして十分乾燥してください。水道水には異常はありませんので、安心してお使いください。
白色
アルミニウム製容器の内側に白いものができる
原因
アルミニウム製容器は製造時に表面が腐食しないように酸化加工がなされています。しかし、長期間の使用や、たわしやクレンザーなどの洗浄により剥離してしまうことがあります。露出したアルミニウムは酸素と反応して、白い水酸化アルミニウムとなります。
対策
アルミニウムの酸化被膜はアルミニウム製品の保護膜として機能しています。アルミニウム製の鍋ややかんは、空焚きや水道水の注ぎ足し、水や食物を入れたまま放置をしないようにご使用ください。また、保護膜は鉄たわし等で擦れば除去できますが、次のご使用時にアルミニウムの溶出が生じるとともに、再び酸化被膜が形成されます。硬いたわしや布類で擦ったりせず、柔らかいスポンジと洗剤を使って、よく洗い水気を拭取り乾燥させてください。なお、水酸化アルミニウムは水に溶けず、安全性に問題ありません。
加湿器の蒸気の吹出し口やじゃ口の周りに白いものができる
原因
薄く白い成分や水アカはカルシウム、マグネシウム等のミネラル分で、水の蒸発により加湿器等に少し残ることがあります。また、じゃ口も長い間濡れたり乾いたりを繰返すうちに、ミネラル分が白い付着物となって現れます。水に含まれる微量の鉄により、少し茶色になることもあります。ミネラル分は健康維持にも必要な成分ですので、健康に影響を及ぼすことはありません。
対策
使用後によく洗い水気を拭取り、乾燥させるなど、手入れをこまめにすることにより発生を防止できます。また、付着したミネラル分は、市販の重曹やクエン酸等を利用した洗浄方法などで取除くことができます。白い付着物はミネラル分のため、健康上問題はありません。
ピンク色
洗面所などの蛇口がピンク色になる
原因
赤色の酵母や細菌が増殖したものです。水が溜まっている洗い場の隅、じゃ口の付け根やタイルの目地などに付着して、人の垢や石鹸カスなどを栄養に高温、高湿度の条件下で増殖します。ピンク色、黄色、オレンジ色などの特定の色素を作るものがあるため、条件によっては様々に着色することがあります。
対策
これらの細菌のほとんどは病原性のものではありません。ナイロンたわしやキッチン用クレンザー等を使って擦り、次に熱湯または市販の塩素系殺菌剤で洗って再増殖を防止しておきます。また、換気をよくして湿気を減らすと共に、濡れたらこまめに拭取るようにしてください。水道水には異常はありませんので、安心してお使いください。
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