水道水の着色
ページ番号1034810 更新日 2024年6月26日
赤色の水
原因
鉄錆が原因である場合がほとんどです。水道水を朝一番に使い始める時やしばらく水道を使用していない場合に、水道管内部の錆が水中に溶け出し赤水となって流出することがあります。また、お近くで水道工事に伴う断水作業をした直後や近隣で多量の水を使うなど水道管内の流動変化等が発生した場合、水道管内部の付着した錆が水圧で剥離し、錆で濁った水が出る場合があります。
対策
赤水が発生したときは、しばらく放水してきれいになってから飲用に使用してください。このときの放流水は、飲用以外の用途に利用してください。仮に誤って飲んでしまっても、人体への吸収率は低く健康上の問題はありません。
※鉄錆は酸化鉄の状態となっており、体内ではほとんど消化吸収されず、排出されます。このため、他の元素に比べて毒性が弱く、長期間継続して摂取しない限りは、人体への影響は問題なく、誤って赤水を飲んでも、衛生上有害ではありません。
青色の水
原因
海や湖が水による光の散乱・吸収により青く見えるのと同じ現象で、家庭でも浴槽などの大きな容器に水を溜めた場合に青く見えることがあります。青色系の蛍光灯などによっても青く見えることがあります。特に、青の補色であるアイボリー系のカラー浴槽などに多い事例です。波長の長い光は吸収され、波長の短い光(青)は、水中を透過して反射するので青く見えます。
また、水に約100mg/Lの銅が含まれる場合、青く見えることがありますが、実際には、このように多くの銅が水道水に溶出することはなく、青い水がでることはありません。
対策
白い容器に水を採り直せば、色の有無や色調がわかり易くなります。このとき、着色が無ければ、水道水は問題ありません。
黒色の水
原因
水道水中に溶存している微量のマンガンイオンが残留塩素で酸化され、水道管内部に付着した二酸化マンガン等が水の流動変化で剥離することで起きます。マンガンによる着色現象は、マンガン濃度0.05mg/L以上で濃緑色、黒、黒褐色等に呈色します。
対策
しばらく放水してきれいになってから飲用に使用してください。このときの放流水は、飲用以外の用途に利用してください。近年では浄水処理技術の進歩によりマンガンの処理能力が向上し、黒色水の発生はほとんどありません。
白色の水
原因
水圧の高いじゃ口から勢いよく水を出すと、水が空気を吸い込み細かな気泡となって出てくることがあります。また、給湯器から出るお湯にも同様の現象が現れます。その他、水中の溶存ガス(酸素や炭酸ガス等空気の成分)が放出され、気泡をつくる原因となります。この気泡によって水道水が白く濁って見えます。
対策
空気による白い濁りは、しばらくすれば透明になってきます。そのまま安心してご利用ください。また、給水栓の金具を締め付けることにより、空気の吸い込みが少なくなり、解消できる場合があります。もし、透明にならない場合は亜鉛メッキ銅管から溶出した亜鉛が原因である可能性があります。吹田市水道部水質グループ(06-6384-1250)にお問い合わせください。
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