脂質異常症を予防する食事
ページ番号1030724 更新日 2024年1月4日
脂質異常症とは血液中の脂質の濃度が基準の範囲にない状態をいいます。動脈硬化性疾患にならないようにするためには、早期に脂質異常症を改善する必要があります。いずれの脂質も食事からの摂取だけでなく、肝臓でも作られて血液で全身に運ばれます。摂取する栄養素の量と組み合わせを調整して対応していきましょう。
エネルギーのとり過ぎに注意しましょう
エネルギーの摂取量は、年齢、性別、身体活動量により決定します。エネルギーのとり過ぎは、肝臓でのコレステロール合成を高めます。適正なエネルギー摂取量にしましょう。
コレステロールを多く含む食品を控えましょう
血液中のコレステロールは「体内で作られるもの」と食事から吸収されるもの」があります。コレステロールの多い食品を食べ過ぎると、血液中のコレステロールが高くなるため、控えましょう。
油の質に注意しましょう
油を構成する脂肪酸は、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸に分類されます。
飽和脂肪酸を多く含む食品は、コレステロールを増やしやすく、多価不飽和脂肪酸を多く含む食品はコレステロールを下げる働きがあります。
食物繊維を多く摂りましょう
食物繊維は血液中のコレステロールを体外に排出して、下げる効果があります。
食物繊維を多い食品を積極的にとりましょう。また、主食を玄米ごはん、麦ごはん、雑穀ごはんなどに置き換えるのも効率的に食物繊維をとることができます。
糖質のとり過ぎに注意しましょう
砂糖、果物、ジュースなど糖質の摂り過ぎは、中性脂肪の上昇の原因になります。間食で甘いものやジュースを食べ過ぎないように注意しましょう。
アルコールは適量にしましょう
アルコールはエネルギーが高く、中性脂肪を増やす原因になります。飲酒は適量を守り、おつまみは食物繊維が多く、脂肪の少ないものを選びましょう。
純アルコールに換算して、1日20グラムが適量です(女性や高齢者はこれより少ない量が望ましいです)。
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