減塩

ページ番号1016732 更新日 2022年9月21日

食塩の成分はナトリウムです。ナトリウムは、人体に必要なミネラルの1つで、カリウムとともに体内の水分バランスや浸透圧の調整などの働きをしています。
食塩の取りすぎは、高血圧や心臓病、脳卒中、胃がんなどさまざまな病気の引き金になります。
無意識のうちにとりすぎていることが多いので、塩分を意識した食生活を心がけましょう。

日本人の食塩摂取量はご存じですか?

令和元年度国民健康・栄養調査では、日本人の食塩摂取量の現状値は、男性10.9g、女性9.3gでした。
ですが日本人の食事摂取基準(2020年版)では、生活習慣病の予防を目的とした食塩摂取目標量は、成人男性は7.5g未満/日・成人女性は6.5g未満/日・高血圧症の方は6g未満/日と示されており、世界保健機関(WHO)は、すべての成人の減塩目標を5g/日にしています。このことから、日本人は摂取目標量に比べると約2g、世界保健機関(WHO)の減塩目標に比べると約5g多く摂取していることになります。

イラスト:食塩摂取目標量

  • ※ほとんどの日本人は塩分を摂り過ぎているため、減塩による健康障害は起こりませんが、低血圧や起立性低血圧で立ちくらみがある場合などは主治医等に相談を行ってください。
  • ※夏場に熱中症対策として塩分摂取量を増やす必要は、通常はありませんが、汗を大量にかいた場合は水分だけでなく適度な塩分などのミネラル摂取は必要です。

加工食品や調味料の食塩量

イラスト:食塩相当量

食事からとる塩分のうち、調味料由来は約7割という調査結果もあります。どのくらい調味料から食塩をとっているか知るためにも、一度計量スプーンを使って料理をしてみましょう。
しょうゆや味噌など、よく使う調味料を減塩タイプのものに変えることもおすすめです。調味料以外にもパンやめん類、即席スープやハムなどの加工食品など様々な減塩食品が店頭に並んでいます。普段の食事に取り入れてみましょう。

栄養成分表示を確認しましょう

イラスト:栄養成分表示

一般に販売されている加工食品のパッケージには、「栄養成分表示」が掲載されています。栄養成分表示は、食品100グラムあたり、1包装あたり、1食あたりで記載されています。
記載されている食塩相当量から、そのうちどのくらい食べるかで、計算することができます。
栄養成分表示を確認し、できるだけ食塩相当量の少ないものを選びましょう。

減塩のコツ

1日の塩分摂取量をコントロールするには、家庭で食べる料理の減塩も欠かせません。
いきなり塩分を減らすのでなく、毎日の調理や食卓で、うす味や減塩に少しづつ慣れていくことが大切です。

イラスト:調理のコツ

イラスト:食卓でできるコツ

毎月17日は減塩の日

日本高血圧学会では毎月17日を「減塩の日」とし、「良塩くん」(同学会の公式認定キャラクター)を活用し減塩啓発活動を続けています。高血圧の予防、その他の疾病予防のため、減塩に取り組みましょう。

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健康医療部 成人保健課
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ファクス番号:06-6339-7075
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