食育講演会「意外と知らない“あぶら”の秘密」を開催しました(令和元年9月)

ページ番号1016187 更新日 2022年10月21日

食育講演会
「意外と知らない“あぶら”の秘密 知って得する食事のコツ」

とき
令和元年(2019年)9月25日(水曜)10時30分~12時00分
ところ
保健センター研修室
参加者数

100人

内容
福田ひとみ氏(帝塚山学院大学人間科学部食物栄養学科教授)

写真:講師

福田教授はまず、「油」と「脂」の違いについて、大豆油や菜種油などの常温で液体のものは「油」、肉の脂身やバターなどの牛脂や乳脂肪などの常温で固体のものを「脂」と考えるとわかりやすい。また体にとって必要な“あぶら”と、摂りすぎが要注意な“あぶら”があるので気をつけるようにと説明されました。また、体脂肪は、油脂を食べたから増えるわけではなく、油以外のごはんやパン、菓子類などの糖質を食べ過ぎても、過剰なエネルギーとして内臓や皮下等に蓄積されてしまう。逆に、無理なダイエットは体脂肪を必要以上に減少させ、体に悪影響をおよぼすことにつながる。そのため、適正な体脂肪が必要であり、働きや役割、適正な体脂肪の割合についても紹介いただきました。

<体脂肪の働きや役割>

  1. 不足したエネルギーの供給源
  2. 細胞やホルモンの構成成分
  3. 体温保持などの保温作用
  4. 体を守るクッション

<年代別体脂肪の割合の目安>
成人(18~39歳)…男性17~21%、女性28~34%、
60歳以降…男性20~24%、女性30~36%


写真:食育講演会の様子1

そして、毎日の食事の献立を考えるポイントは、同じ調理方法に偏らず、1回の食事の中で油を使った料理は1品まで、メインの主材料を重ねて使わない、作りすぎず適量を守ることである。との説明に、皆さんご家庭での食事を振りかえりながら聞かれていました。
最後に「様々な食品や健康の情報があふれる中、食事全体のバランスをざっくりとらえる事が大切である。」と講義を締めくくりました。

参加者の声(抜粋)

  • 油のとりかた、日ごろの食事のとりかたが参考になった。
  • 調理の方法でエネルギー量がかわる事が分かった。
  • バランスよく食べるという事が重要だとわかった。
  • 食生活について改めて考えた。

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