子宮がんの基礎知識
ページ番号1016712 更新日 2022年9月21日
子宮がんには、子宮の入口にできる「子宮頸がん」と子宮の奥にできる「子宮体がん」の2種類があります。子宮頸がんの原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)といわれています。HPVはとてもありふれたウイルスで、一度でも性交渉の経験がある女性なら、だれでも感染の可能性があります。子宮頸がんの発症率は20〜30歳代で増加しています。
子宮がん検診について
子宮がん検診は、細胞診を行います。子宮頸部の細胞を専用のやわらかいヘラなどで擦り採る検査です。採れた細胞を染色し、顕微鏡で調べます。がんになる前の段階で、発見、治療できるケースも少なくありません。
子宮がん検診の精密検査について
精密検査の方法は、疑わしい部位、悪性の可能性の有無により選択されます。
コルポスコープ
コルポスコープは、子宮頸部の粘膜表面を拡大し、細かい部分を観察できる医療器械です。
この器械で観察するのと同時に粘膜の組織を採取して、悪性かどうか調べます。
組織診
疑わしい部分から組織を採り、標本を作って顕微鏡で調べます。
こんな症状が長く続く人はすみやかに医療機関へ
初期の子宮頸部がんではまったく症状のないことが普通です。がんが進行すると、月経時以外の出血や性交時の出血、おりものの変化(臭い、量、性状)として現れてきます。
子宮頸がん予防ワクチンについて
100種類以上あるHPVのうち、子宮頸がんの原因となるのは約15種類です。なかでも、HPV16型と18型は特に子宮頸がんの患者さんから多く見つかっています。
子宮頸がん予防ワクチンでは、子宮頸がんの原因となるHPV16型、18型の発がん性HPV感染を防ぎますが、すべての型の発がん性HPVへの感染を防ぐものではありません。また、ワクチン接種前にすでに発症している子宮頸がんや前がん病変の進行を遅らせたり治したりすることはできません。そのため、ワクチンを接種しても、定期的に検診を受ける必要があります。
子宮頸がん予防ワクチンのお知らせは次のリンクをご覧ください。
- がんを克服するための最大のポイントは「早期発見・早期治療」です。
- 2年に1回子宮がん検診を受けましょう。
- 検診結果で要精密検査と判定されたら、必ず精密検査を受けましょう。
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