泉浄水所で水道水ができるまで
ページ番号1008862 更新日 2023年10月27日
泉浄水所で水道水ができるまでの工程および、各処理装置の名称を、以下に示します。
淀川表流水から水道水ができるまで
1.着水井(ちゃくすいせい)
着水井は、送られてきた原水(淀川表流水)の勢いを静め、次の混和池へ均等に分配する施設です。
また、ここでは水をきれいにするために薬品(苛性ソーダ・ポリ塩化アルミニウム[PAC])を注入します。
2.混和池
混和池では、原水と着水井で注入した薬品をフラッシュミキサと言う機械で急速に攪拌します。
3.フロック形成池
フロック形成池では、凝集剤の働きにより水の汚れなどを大きな塊(フロック)に成長させるために、フロキュレータと言う機械でゆっくり攪拌します。
4.沈殿池
沈殿池は、フロック形成池で大きな塊に成長したフロックをゆっくりと時間をかけて沈め、取り除きます。
池底部に沈んだフロックは気圧式排泥装置と言う機械で定期的に排出します。
また、フロックの沈殿効率を高めるために傾斜管を設置しています。
5.オゾン接触池
オゾン接触池では、池底部に設置した散気管からオゾン化空気を気泡状態で分散させ、水と反応させることにより、かび臭などの臭いや色を取り除き、殺菌します。
6.活性炭吸着池
活性炭吸着池の粒状活性炭の層は、約2mあり、水は底から上部へ流れます。
この池では、活性炭による吸着効果と活性炭層に棲息する微生物の分解作用により、かび臭などを取り除きます。
ここで処理された後、消毒のため次亜塩素酸ソーダで殺菌します。
7.急速ろ過池
急速ろ過池は、厚さ20cmのアンスラサイト(無煙炭)と厚さ40cmの砂、厚さ20cmの砂利の層を水が通過することにより小さな混ざり物が取り除かれ、水道水になります。
また、ろ過層は、汚れ等により目詰まりが生じるため、定期的に洗浄を行います。
8.配水池
できあがった水道水はいったんここに貯めてからポンプで皆さんのもとへ送られます。
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