令和6年度 歯と歯ぐきの健康教室「口からはじめる防災!~普段の備えと発災時の口腔ケアを学ぶ~」を開催しました
ページ番号1035909 更新日 2024年11月27日
イベントカテゴリ: 講演・講座・教室
- 開催日
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2024年11月22日(金曜日)
- 開催時間
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午後2時 から 午後4時 まで
(午後1時30分受付開始)
- 開催場所
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オンライン視聴と会場参加を組み合わせたハイブリット形式で実施
会場参加の場合:吹田市立保健センター 4階集団検診室(出口町19-2)
- 対象
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74歳以下の吹田市民の方
- 内容
災害時の備えと災害時のお口のケアについてなど
- 参加者
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28名
教室の様子
歯科医師による講演「口から始める防災!~普段の備えと発災時の口腔ケアを学ぶ~」
足立先生の講演では、阪神・淡路大震災おける仮設病院での診療の経験や、能登半島地震などでJDAT(日本災害歯科支援チーム)として活動された状況とデータを踏まえながら、以下の内容についてわかりやすく説明していただきました。
- 過去から学ぶ災害
- 災害の関連死・災害関連疾患
- 発災時の口腔ケアの必要性
- 平時からの備えについて
災害による死亡においては、災害時の建物の倒壊や火災などの直接的な被害だけではなく、精神的・身体的な負担や厳しい避難環境など間接的な原因による死(災害関連死)もあり、発災後に増加するのは、外傷患者ではなく内科系疾患の患者が増える傾向にあります。
また、過去のデータから災害関連死の死因で一番多いのは肺炎で、患者の大半は高齢者です。「水不足により口腔清掃ができない」「避難所では義歯を外せない」など、災害時は口腔内の細菌が増加しやすい環境になり、特に免疫力の低い高齢者は誤嚥性肺炎を発症しやすくなります。そのため、口腔ケアは肺炎を予防し、命を守るためのケアのひとつと考えられます。
そして、噛む・食べるなど口腔機能を維持・向上することで、免疫力・体力の維持・向上につながります。日頃からフレイル予防を意識し、「災害に強い口」づくりがとても重要になります。(フレイルとは、加齢や疾患によって身体的・精神的な様々な機能が衰えた状態)
参加された方々からは、教室を通して「災害時の口腔ケアの重要性についてとても参考になりました。」「フレイル予防のために食べて、動いて、参加するを意識したいです。」などの感想が聞かれました。
デンタルグッズの備蓄についての動画の放映
今回の教室では、デンタルグッズの備蓄についての短い動画(1分35秒)を放映しました。
災害時、口腔ケアができず、不衛生になると肺炎など身体にも影響を及ぼします。デンタルグッズを備蓄し、口腔内を清潔に保つことが、今できる「備え」になります。詳細の内容については動画をぜひともご確認ください!
教室にて動画を視聴された方々からは「災害時のためにデンタルグッズを備えたいと思います。」「日頃から口腔ケアについて気をつけたいです。」などの感想が聞かれました。
このページに関するお問い合わせ
健康医療部 成人保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番2号(吹田市立保健センター内)
電話番号:
【成人保健担当(吹田市国民健康保険被加入者の健(検)診や保健事業を含む)】 06-6339-1212
【公害・原爆担当】 06-6384-1827
ファクス番号:06-6339-7075
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