肺がんの基礎知識

ページ番号1016713 更新日 2024年1月29日

肺がんはここ数十年で急増しています。1998年に胃がんを抜いて以来、がん死亡原因のトップです。肺がんの最大の原因はたばこです。ただし、喫煙しない人にも肺がんは発生します。

肺がん検診について

肺がん検診は、肺全体を撮影する胸部エックス線検査と喀痰細胞診を行います。また、50歳以上で、喫煙指数が600以上の方(喫煙指数=喫煙本数×喫煙年数)は喀痰細胞診も行います。

肺がん検診の精密検査について

精密検査の方法は、疑わしい部位、悪性の可能性の有無により選択されます。

胸部CT検査

病変が疑われた部位を、CTによって詳しく撮影します。

気管支鏡検査

気管支鏡を口から気管支へ挿入して、病変が疑われた部位を直接観察します。
必要に応じて細胞を採る検査を行います。採取した細胞は、悪性かどうか調べます。

症状がある場合はすみやかに医療機関へ

なかなか治りにくいせきやたん、血痰、また風邪症状が続くなどが肺がんの症状です。ただし、初期では症状が出ないことが多いです。

症状がある場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。


  • がんを克服するための最大のポイントは「早期発見・早期治療」です。
  • 毎年1回肺がん検診を受けましょう。
  • 検診結果で要精密検査と判定されたら、必ず精密検査を受けましょう。

肺がんとたばこについて

日本の研究では、がんの死亡のうち、男性で30%、女性で5%は喫煙が原因だと考えられており、特に肺がんは喫煙との関連があります。
たばこを吸う本人以外がたばこの煙にさらされることを「受動喫煙」といいます。たばこの煙には、喫煙者が吸い込む主流煙、煙の先から出てくる副流煙があります。副流煙には主流煙よりも多くの有害物質が含まれています。
たばこを吸う人と同居することによる受動喫煙で、肺がんになる危険性は20~30%程度上がるとされています。

肺がんを予防するために。喫煙者の方は禁煙しましょう。

禁煙について

禁煙することが難しいのは、意志の問題ではなく、ニコチンに対する依存が原因です。禁煙により、そこから離脱する際にはさまざまな心理的、生理的な症状(イライラ、苦痛、不安、眠気、あくび、だるさなど)が現れます。しかし、これらの症状はタバコを吸うことで消失するため、禁煙が困難となっているのです。禁煙のための補助薬は、禁煙後のこのような離脱症状をおさえ、禁煙を助けてくれます。

あなたが健康であるうちに、あなたとあなたの大切な人のために禁煙することをお勧めします。

 

吹田市での禁煙サポート

吹田市では、禁煙のサポートをしています。ぜひ活用し、禁煙を成功させましょう。

たばこに関するリンク先

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健康医療部 成人保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番2号(吹田市立保健センター内)
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【成人保健担当(吹田市国民健康保険被加入者の健(検)診や保健事業を含む】 06-6339-1212
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ファクス番号:06-6339-7075
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