特集こどもすいた こども記者、吹田警察署を徹底捜査!〔市報すいた 令和8年(2026年)10月号〕
ページ番号1045599 更新日 2026年9月30日
私たちの安心・安全を守るため、日々さまざまな活動を行っている警察。
そんな警察の仕事の裏側に、こども記者たちが迫ります。
こども記者
深田葵さん(小4)
「警察の仕事をみんなに伝えたい!」
松本翠さん(小5)
「どんな人たちが働いているのか気になる。」
管野眞己さん(小6)
「白バイがかっこいい!近くで見てみたい。」
肥田凜詩さん(小4)
「警察官になりたい!どんな仕事か興味がある。」
デニズ クビライ慶三さん(小5)
「アニメを見て警察のことを知りたくなった!」
Case 1 吹田警察署の寺坂署長に聞く!吹田はこんなところ
吹田警察署は大阪府内の警察署の中で管轄人口1位、通報件数3位と、府内でも大きな警察署のひとつです。市民のみなさんは優しく、便利で住みやすいまちだと感じています。一方で、特殊詐欺や自転車盗難などは依然として多く、その対策に力を入れています。
署長として、吹田を安心・安全なまちにしたいと考えています。
Case 2 まちの安心を守る「おまわりさん」
地域の安全を守るため、パトロールを行う地域課。まちの様子に目を配り、市民からの相談や困り事に対応するほか、事件や事故が発生すると、いち早く現場に駆けつけます。市民に身近な「おまわりさん」として、今日も地域を見守っています。
地域課 川田さん・山口さんからのメッセージ
危険な場所や困っている人はいないか、よく周りを見るようにしています。
困ったことがあれば、いつでも声を掛けてくださいね。
これ、何に使う?パトカーの装備品
01 コーン・誘導灯
事件や事故の現場で車や人を安全に誘導します。
02 救助用浮き輪
川や池などで溺れている人の救助に使います。
03 防刃手袋・警杖
凶器を持った相手に立ち向かう時に、けがをしないように使います。
04 さすまた
距離を取りながら相手の動きを封じることができます。
Case 3 拾った落とし物 その後どうなる?
落とし物をしたことや、拾ったことはありませんか。交番に届けられた落とし物は、その後どうなるのでしょうか。
・市内の各交番で受理して
・警察署の会計課へ集められる
・吹田警察署だけで年間約7万6000件
・3か月以内に持ち主が見つかれば持ち主に返却
・持ち主が見つからず3か月経つと拾った人か府の持ち物に
会計課 寺西さんからのメッセージ
落とし物をしたときは近くの交番か、署の会計課に聞いてみてください。
Case 4 道路の交通安全を守るプロフェッショナル
道路を安全に利用できるよう、交通違反の取り締まりや事故対応などを行う交通課。事故を防ぐために、交通ルールを守ることの大切さも呼びかけています。
また、4月から自転車にも交通反則通告制度(いわゆる青切符制度)が導入されたことを受け、自転車に乗る人に交通ルールを知ってもらえるよう、ルールの周知や安全な乗り方の啓発に力を入れています。
市内の事故件数(令和7年)
・自転車関連事故 261件
・バイク事故 210件
・その他の事故 237件
と、自転車事故が一番多くなっています。
交通課 中村さんからのメッセージ
自転車事故は、交差点の出会い頭で最も多く起こっています。一時停止では自転車も止まるなど、ルールを守って常に安全確認をしてください。
自転車を安全に運転するポイント
(1)原則、車道の左側を走る。
ただし、以下の場合は例外的に歩道を走ることができます。
・13歳未満の子供、70歳以上の高齢者、体の不自由な人が運転する時
・普通自転車歩道通行可の標識がある時
・工事などで車道を通るのが危険な時
歩道を走る場合の注意点
歩行者の安全を最優先に、すぐに止まれるスピードで車道寄りを走りましょう。
歩行者に道を空けさせるためにベルを鳴らしてはいけません。危ないときは自転車から降りて、押して通りましょう。
(2)ヘルメットを着用。
命を守るために着用しましょう。
(3)「止まれ」は自転車も止まる。
自転車も一時停止の線の手前で止まり、左右を確認してから進みましょう。
Case 5 力を結集 治安を支える直轄警察隊
直轄警察隊(管区機動隊)は、祭りやイベントなどたくさんの人が集まる雑踏警備やテロなどの重大な事態に、隊員が一丸となって対応します。また、大規模災害が発生した時は、救助活動も行います。隊員の力を合わせて幅広い任務に当たり、市民の安全を守っています。
盾の秘密
ジュラルミン製の盾
耐久性が高く、暴徒化した集団に対応するときに使う。
ポリカーボネート製の盾
雑踏警備などで使う。透明なので周囲の状況を見やすい。
Case 6 俊足自慢の白バイ 大阪だけの青バイ
街なかを風のように颯爽と駆ける白バイと、空のように鮮やかな色が目を引く青バイ。走っている姿は見かけても、実際にどのような仕事をしているのか、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
白バイと青バイは似ているようで、実は活躍する場面もバイクの種類も違います。
交通の安全を守る白い風 交通機動隊
女性白バイ隊員が初めて誕生したのが大阪府警です。大阪府警の女性白バイ部隊は「セーフティウィンズ」といいます。
任務:交通違反の取り締まり、事故防止のパトロール、要人車両の警護など
所属:大阪府警本部交通機動隊
車種:大型自動二輪車
特徴:スピードを生かして違反車両の追跡や取り締まりができる。大きく広い道で活躍。
地域の安全を守る青い空 スカイブルー隊
大阪でひったくりが多かった頃、パトカーでは通れない狭い道でも追跡できるように発足したのがスカイブルー隊です。
任務:ひったくりなどの街頭犯罪の取り締まり、パトロールなど
所属:大阪府警本部地域部
車種:普通自動二輪車など
特徴:パトカーや白バイよりも小さく、機動力を生かして現場へ急行できる。狭い道で活躍。導入されているのは大阪府だけ。
青バイなどの取り組みで、ピーク時は1万件以上あったひったくりが、令和7年は89件にまで減少しました。
白バイ大分析
- ハンドル周りはボタンがいっぱい。速度を測る装置もあります。
- 最高時速は180キロメートル
- 前方のスピーカーマイクからの声が出る
- 座席前の収納 レインコート・誘導灯・発煙筒を入れている
- 後方には伸びて周囲から見えやすい赤色灯、ほかの隊員と連絡を取るための無線機、地図・筆記用具・飲み物を入れているサイドボックスが、取り付けられている
- ヘルメットはウェアラブルカメラ付き
- マイクはスピーカーとつながっていて、危険な運転手に呼びかける
Case 7 事件発生 真相を追う刑事たち
窃盗や強盗、殺人事件などの凶悪犯罪を捜査する刑事課。事件が起きると、現場に駆けつけて状況を確認し、聞き込みや防犯カメラの映像などから手がかりを探します。捜査の中で、現場に残された指紋や足跡などの証拠品を探し出す鑑識も刑事課の仕事です。吹田警察署では、2人の鑑識捜査員が24時間365日、いつでも現場に駆けつけられる体制を整えています。
指紋採取に挑戦
代表的な証拠の一つが指紋。こども記者たちは、実際の捜査さながらに指紋採取を体験しました。
黒い粉を磁石にくっつけて、紙にこすると…付着していた指紋がくっきり
匠の技が光る鑑識作業
道具の使い分け
現場の状況を見て、どの道具を使うか判断します。指紋採取には3つの粉末を使い分けています。
アルミニウム粉
粉が白いので、表面が濃い色の時に使います。
SPブラック粉末
粉が黒いので、表面が明るい色の時に使います。
磁性粉末
磁石でくっつく粉で、ざらざらした面に使います。
指紋の特定法
2つの指紋で、形や傷などの特徴的な部分を照合して、同一人物のものかどうかを鑑定します。
集めた証拠品はどうするんだろう?
証拠品係が保管しています。
鑑識が集めた証拠は、証拠品係で厳重に保管しています。どのような理由があっても、証拠品係の許可がなければ持ち出すことはできません。
吹田警察署だけで約2400点の証拠品を保管しており、取り調べ後に裁判所へ送ります。
Case 8 その一手が身を守る 逮捕術
逮捕術とは、警察官が危険な相手を安全に取り押さえ、確保するための技術です。相手を傷つけるのではなく、自分や周りの人の安全を守りながら制圧することを第一に考え、毎日、仕事前に稽古を行っています。
こども記者もソフト警棒の訓練を体験しました。
すぐできる護身術
・不審者に腕をつかまれたら
・つかまれている手を開いて
・自分の手を握手するようにつかんで引き上げると…
・簡単に振りほどけます
術科指導者 近藤さんからのメッセージ
護身術は役に立ちますが、大切なのは護身術を使うような場面に出会わないこと。危険を感じる場所には近づかず、すぐにその場を離れてください。
聞いてみた これって本当!?気になる警察のアレコレ
Q 張り込みであんパンを食べる?
A 食べたい人は食べているかも。
張り込みのときは交替でご飯を食べます。その時に食べている人もいるかも。ちなみに、取り調べのときに容疑者にカツ丼を食べさせることはありません。
Q ドラマやアニメでつっこみたいことはある?
A そんなに拳銃撃たへんで!
ドラマのような銃撃戦はありません。発砲すると報告書をたくさん書くことになるから、ドラマでは何枚書いているのだろう、と思って見ています。
Q ドラマみたいな隠語って本当に使っている?
A たまに使います。
ふだんは使わないけれど、周りに人がいるときの無線通話では、隠語を使って話すことがあります。
Q 女性警察官はどれくらいいるの?
A 約15%が女性です。
困ったときに「女性の警察官に相談したい」と思う人がいるので、女性警察官の採用にも力を入れています。
Q 警察官に必要なものは?
A 正義感。
犯罪者を捕まえるのが警察官の仕事。
安心・安全なまちをつくるために、犯罪を許さないという正義感が、警察官には必要だと考えています。
Q どうすれば警察官になれる?
A 試験を受けてね。
採用試験に合格して、警察学校で研修を終えると、警察官になれます。詳しくは府警ホームページへ。
すいけいコレクション2026
警察官が身に着けている制服や装備を大公開。格好よさだけでなく、機能や工夫にも注目しながらチェックしてみよう。
01 地域課
警察官の定番スタイル
よく見かける「地域のおまわりさん」が着ている制服。なんと、前後に鉄板が入っていて、その重さは約5kg。さらに腰回りの装備品で約3kg、合計約8kgの装備品を着けています。
02 白バイ隊員
バイクに乗ることに特化した特別な制服
白バイ隊員の制服は「交通乗車服」といいます。ズボンは腰の高い位置まであり、前かがみになっても背中が出ないようになっています。ブーツもバイクの操作や足元の保護を考えた専用のもので、運転しやすい工夫がされています。エアバッグになるベストも着用。
03 直轄警察隊
重さこそ正義!
雑踏警備などで最前線に立つ直轄警察隊。プロテクターや盾などの装備品を合わせた重さは約20kg。この重さが、市民や隊員自身を守る「正義の重さ」です。
04 交通課
「見つかること」がポイント
事故現場などで道路の真ん中に立つこともある交通課の警察官。実は、ほかの部署とは違う明るい青色の制服と、白色のベルトを着用して、暗い道でも周りの車や人からよく見えるようになっています。
05 刑事課
汚れが目立たない黒ずくめコーデ
刑事課には制服がありません。捜査する場所や仕事内容に合わせて、服装を変えています。
自分を消してこそ鑑識
鑑識は自分の痕跡を残さないよう、手袋やシューズカバーを身に着けています。
06 会計課
「落とさない」が私のこだわり
会計課の職員が落とし物をするなんて…そのようなことがないように、鍵などは紐でベルトにつないで、落とさないようにしています。
捜査終了(取材を終えて)
深田記者
市民の安全のために、たくさんの課が連携していて驚きました。
松本記者
一人ひとりが自信を持って仕事をしているように感じました。
管野記者
自分も地域のために、できることをしようと思いました。
肥田記者
いろんなことを知ることができたので、将来警察官になれると思います!
デニズ記者
事件や事故を必ず解決決するという思いが伝わってきました。