新年のごあいさつ〔市報すいた 令和8年(2026年)1月号〕
ページ番号1041426 更新日 2025年12月26日
吹田市長 後藤 圭二
新年、明けましておめでとうございます。
昨年は、本市にとってうれしいお知らせが続きました。その一つが、大阪大学特別栄誉教授坂口志文さんのノーベル生理学・医学賞受賞です。吉野彰さんに続き、吹田市に深いご縁のある方のノーベル賞受賞は大変誇らしく、未来を担う子供や若者にとっても励みと希望になるのではないでしょうか。
また、「太陽の塔」が国の重要文化財に指定されました。1970年大阪万博のレガシーで、本市のランドマークとして市内外から親しまれる存在であり、吹田市民としては「ようやく」とすら感じる出来事でした。
吹田市の魅力のひとつは豊かな公園です。本市では、公園の魅力アップの取組を進めており、一昨年からは中の島公園の全面リニューアルを開始しました。今年秋にはカフェも設置し、ますます親しみと安らぎを感じていただける公園となる予定です。
全国の自治体で人口減少が進む中、吹田市では人口増加が続いています。これはひとえに、みなさまとともにこうした暮らしやすさを守り高める務めを果たしてきたからです。
まちづくりに「一息つく」ということはありません。日々、社会・経済の動向は目まぐるしく変化し、物価高騰は市民生活に大きな影響を与えています。そのような中でも、みなさまが安心して幸せに暮らすことができるよう、市民生活をお支えし、まちの魅力をさらに高めるため、職員一同全力を尽くして取り組んでまいります。
吹田市議会議長 矢野 伸一郎
明けましておめでとうございます。
市民のみなさまにおかれましては、心健やかに新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
さて、昨年開催された大阪・関西万博は、一般来場者数が2500万人を超え、多くの方々でにぎわう盛況ぶりとなりました。私も何度か会場を訪れましたが、各国から集まった来場者が笑顔で会場内を巡る様子を目にし、国際的な文化交流の意義や多様性を尊重しつつ、持続可能な社会を築く重要性を感じた次第です。さらに、地域経済への波及効果は顕著で、特に関西地域においては、インバウンド誘致を含めた大きな経済的恩恵がもたらされました。
一方で、世界情勢に起因した物価高騰の影響により、市民生活や事業活動は長期にわたり苦しい状況が続いています。社会状況が刻々と変化する中、誰もが安心して日々の生活を送ることができるよう、議会が果たすべき役割は、より一層重要になってきています。
市議会では、市が取り組む防災・減災対策に加え、子育て・教育・福祉施策などが推進され、市民のみなさまが不安を感じることなく暮らせるよう鋭意努力してまいる所存ですので、ご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びになりますが、市民のみなさまのますますのご健勝とご多幸を心から祈念申し上げまして、年頭にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。