第3回 景観カフェ「まちの色をみてみよう」

ページ番号1010455 更新日 2022年8月30日

街路樹や公園の樹木、ご自宅でお手入れされている花や緑をより美しく見せる色彩のテクニックを学んでいただく企画として『景観カフェ「まちの色を見てみよう」』を2011年5月18日(水曜)に開催しました。
今回はまちの色を見てみようということで、吹田市景観アドバイザーの藤本英子先生から色についてのお話をしていただき、その後、参加していただいたみなさんで古江台(阪急北千里駅周辺)のまちなみを歩いて色彩について学びました。また、良かった箇所、気になった箇所をグループ毎に話し合い、発表していただきました。
参加して頂いた皆様からアンケートで、「毎回楽しく参加しています。」、「もっと多くの人の意識を高めてほしい。」、「先生のお話しが楽しかった。」など、たくさんの感想をいただきました。

当日のメニュー

(1)吹田市景観アドバイザー藤本英子先生のお話

デザインマニュアル(A-5編 景観まちづくりと色)を参照しながら、色は3つの属性(色相・明度・彩度)によって表されることや、建物の色の使い方(ベースカラー・アクセントカラー)、調和する色づかい(色相をそろえる・類似色を使用する・トーンをそろえる)などについてお話をしていただきました。

写真:先生
藤本英子先生
写真:デザインマニュアル
デザインマニュアル

写真:お話の様子

(2)まちあるき古江台(阪急北千里駅周辺)のまちなみ

共同住宅のまちなみ

写真:共同住宅のまちなみ1

写真:共同住宅のまちなみ2

写真:共同住宅のまちなみ3

写真:共同住宅のまちなみ4

写真:共同住宅のまちなみ5

写真:共同住宅のまちなみ6


共同住宅のまちなみは、一部万博当時に建築された団地が残っていますが、平成に入ってから建替えられ新しいまちなみで、特徴としては、歩道と建物の境界に連続的な植栽を施しているところです。また、建替え当時の植栽に加えて、道路に面する部分は隙間にお花やオブジェを配置されて、とても工夫されていました。

戸建住宅のまちなみ

写真:戸建住宅のまちなみ1

写真:戸建住宅のまちなみ2

写真:戸建住宅のまちなみ3


古江台の戸建住宅地は、万博当時につくられたまちなみで、特徴としては、ゆとりのある敷地に、石積みや玉石などで擁壁を築造し、その敷際に植栽をされているのが特色です。40年近く経ち、建て替えによりオープン外構のお家もありましたが、植栽の手入れもなされており、まちあるく人が楽しめるような空間に思えました。

(3)ワークショップ(おしゃべりタイム)

ワークショップ(おしゃべりタイム)では、2つのグループに分かれて、まちあるきの結果、良かった箇所、気になった箇所をグループ毎に話し合いました。また、最後には各グループから出された意見をまとめて発表していただきました。

  • それぞれ違うマンションなのに、色調がそろっていて素敵でした。
  • 黒いフェンスの方が緑とバランスが取れていた。青いフェンスの方はバランスが悪く、また古いイメージを感じた。
  • アクセントカラーの赤い柱、扉が効果的でセンスが良かった。
  • 目立たせたい物は明るい色で、そうでないものは暗い色にするとよいと感じた。
  • マンションの植栽が広かったり、段があったり、変化があって楽しめた。
  • アイストップ(目の止まる所)が美しく整備されていて良かった。
  • オープン外構、自然素材の使用、前面の植栽、わずかなスペースの活用が良かった。
  • ショッピングモールの壁の色がやわらかく、暖かく良かった。
  • カラーコーンは、注意を促す目的と景観の配慮を考えるとどのような色にすると良いのか。

写真:ワークショップ1

写真:ワークショップ2


  • アクセントカラーは、色も大切であるが、ボリュームによっても違うことがわかった。
  • 自然の色と人工の色の違いが見られて勉強になった。
  • フェンスの色が白いものと黒いもので、緑の見え方の比較ができた。
  • マンションの植栽の仕方が美しかった。又、外壁のグラデーションのつけ方、道路との一体化が良かった。
  • 道路敷際の花、住民の工夫で植込みのアクセントがきれかった。
  • 安全性と美しさの兼ね合い、どちらを重要視するかによって街づくりは変わるだろう。住民との話し合いはされるのでしょうか。
  • 戸建住宅では外(道路側)に植木を植えていて、通行人の人も楽しめるは良かった。
  • 戸建住宅がそれぞれ個性的で美しかった。又、石垣は落ち着いていて良かった。
  • 戸建住宅は時代によって外観は違っても各々の美しさがあった。

写真:ワークショップ3

写真:ワークショップ4

参加者の声

  • 街もゆっくりみて歩けば新しい発見がたくさんありました。先生のお話しも納得いくお話しばかりで楽しい時間でした。
  • 色の違いや自然の色と人工の色の違い等勉強になりました。
  • 毎回楽しく参加しています。自治会にも働きかけて、もっと多くの人の意識を高めてほしい。
  • 今まで何気なく見ていた街の色も説明を聞きながら見ると違ったものに見えました。
  • 専門家の知識が聞くことができて良かった。

また、今後もみなさんのご要望等にお答えできるような「景観カフェ」を企画していきたいと考えております。ご要望等あれば、都市整備室景観担当までお寄せ下さい!

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe Acrobat Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビ社のサイト(外部リンク)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

都市計画部 都市計画室
〒564-8550 大阪府吹田市泉町1丁目3番40号 (低層棟3階 318番窓口)
電話番号:
【都市計画】 06-6384-1947
【景観】 06-6384-1968
【屋外広告物】 06-6170-2337
【建設予算・企画】06-6155-4643
【総務】 06-6384-1904
ファクス番号:06-6368-9901
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

ご意見をお聞かせください

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)