吹田市立博物館 令和7年度(2025年度)秋季特別展「生誕110年記念 西村公朝 釈迦十大弟子を彫る」
ページ番号1033271 更新日 2025年9月19日
イベントカテゴリ: 展示・発表会 文化・芸術
- 開催期間
-
2025年10月18日(土曜日)から2025年11月23日(日曜日)まで
休館日/11月3日・11月24日以外の月曜日、11月4日(火曜)
- 開催時間
-
午前9時30分 から 午後5時15分 まで
- 開催場所
-
特別展示室・ロビー
吹田市立博物館 - 内容
十大弟子とは釈迦の優れた十人の弟子たちです。平成6年(1994)、釈迦が入滅した歳と同じ80歳(数え年)を迎えた西村公朝は、十大弟子像を年に一体ずつ彫ることを発願しました。公朝は、仏典や学術書の記述、古寺の作例を通してそれぞれの人物像を明確に持ち、造形としての表現に挑みました。10年目の平成15年(2003)10月、病と闘いつつ最後の「迦旃延」を完成させ、12月2日、88歳(満年齢)の生涯を静かに閉じました。いずれもヒノキ材を用いた一木造りで、公朝が刻んだノミのひと振りひと振りがわかるほど荒い仕上げです。素朴ながら、それぞれの個性を的確に表した十大弟子像は、公朝が生涯追求し続けた祈りの造形の精華と言えます。
本展では、《十大弟子像》(京都・愛宕念仏寺蔵)とともに、公朝が構想にあたり残したデッサン、研究資料などを展示します。さらに公朝の晩年のあゆみも紹介します。また、展覧会開催を記念して、公朝の業績を紹介する「西村公朝展示室オンライン」をホームページに公開予定です。
西村公朝 大正4〜平成15年(1915〜2003)
東京美術学校彫刻科を卒業後、美術院(現公益財団法人美術院)の仏像修理技術者として約1,300体もの国宝・重要文化財の仏像修理に携わった仏像修理の第一人者。美術院所長、理事等を歴任した。また、仏像彫刻家として全国各地の寺院から依頼を受けるなどして、慈悲あふれる仏の姿を生涯にわたって追及し続け、昭和61年(1986)には比叡山延暦寺戒壇院の本尊釈迦如来像の造立を任ぜられ、「天台大仏師法印」号を授与された。吹田市立博物館の初代館長であり、市内の文化財調査に関わった。
- 観覧料
-
大人200円・高大生100円・小中生50円。市内在住の65歳以上100円。
毎週土曜日は、市内の小中学生は無料(土曜日以外も「ぐるっとすいたカード」をもってくると無料)無料観覧日:10月18日(土曜日)、11月15日(土曜日)、16日(日曜日)
添付ファイル
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe Acrobat Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビ社のサイト(外部リンク)からダウンロード(無料)してください。