カラスの被害と対策
ページ番号1002279 更新日 2022年9月21日
都会のカラスの特徴
通常、都会にはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。どちらも1年中見られ、とても賢く用心深いカラスです。巣は樹上に小枝を組んで作りますが、都会では電柱や看板などに巣を作ることもあります。また、雑食性のカラスにとって、都会で出る生ごみは格好の食物となっています。
都会でカラスが増えた原因は、生ごみなどの食物の供給が豊富なこと、街路樹や電柱など巣作りできる環境が多く存在していることがあげられます。
カラスによる被害
都会ではカラスの数が増えたことにより、多くの被害が発生しています。
- 繁殖期における人への威嚇攻撃
- 生ごみの散乱
- 電柱などに止まったカラスによる糞公害
- 鳴き声がうるさい
繁殖期の行動と対策
カラスの繁殖期はおよそ3月から7月頃までです。
特に親鳥が卵を産む4月下旬頃から、ヒナが巣立っていく6月頃までの期間、カラスは縄張り意識が強くなり、また親鳥は卵やヒナを守ろうとする習性から、巣に人が近づくと威嚇してくることがあります。また、場合によっては後ろから低空飛行で接近し、脚で蹴るなどの攻撃をすることもあります。
カラスの威嚇・攻撃は、繁殖期の一時的な行動です。また、繁殖期でも必ず攻撃してくるとは限りませんので、巣を作られてしまったからといって慌てず、冷静に様子を見ましょう。
事前にできる防御法
巣やヒナには近づかない。
迂回路があれば、ヒナが巣立つ時期までは、近づかずにその場所を避けて通る。
カラスの縄張りは巣から約20~100メートルと言われていますので、カラスの様子に注意し、異常を感じたら、すばやくその場を離れてください。
帽子や傘で身を守る。
カラスは後方から頭を狙って威嚇・攻撃してきますので、帽子をかぶったり、傘をさすことにより身を守ることは効果的です。
巣を撤去する
対策をとっても被害が防げない場合は、営巣場所の管理者等が巣の撤去等を検討する必要があります。
卵やヒナがいない巣を撤去する場合、許可は不要ですが、巣の中に卵やヒナがいる場合の採取または捕獲は、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護法)により、申請をして許可を受ける必要があります。詳しくは、環境政策室(電話番号:06-6384-1361)へお問い合わせください。
他にもできるカラス対策
カラスと生ごみとの接点を物理的に遮断する。
ごみ集積所等はカラスにとって食物の宝庫です。まず生ごみを減らす工夫をしましょう。また、カラスは視覚で餌を認識しますので、ごみを出す際は、シートやネットで覆い、外から見えなくしましょう。
庭木の枝を剪定する。
毎年のようにカラスが巣作りする庭木がある場合は、あらかじめ巣を作られないよう剪定しておきましょう。
カラスに餌を与えない。
カラスは記憶と学習の能力が高いと言われています。餌をあげると、人が餌をくれるものと思い込み、人を恐れず、家の近くにカラスが集まり、巣を作られてしまうことにもなりかねません。
カラス注意喚起チラシ
カラスによる攻撃や威嚇行動が確認されるようでしたら、注意喚起にご活用ください
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このページに関するお問い合わせ
環境部 環境政策室
〒564-8550 大阪府吹田市泉町1丁目3番40号 (高層棟2階 232番窓口)
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