カラスの被害と対策
ページ番号1002279 更新日 2024年4月12日
都会のカラスの特徴
通常、都会にはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。どちらも1年中見られ、とても賢く用心深いカラスです。巣は樹上に小枝を組んで作りますが、都会では電柱や看板などに巣を作ることもあります。また、雑食性のカラスにとって、都会で出る生ごみは格好の食物となっています。
都会でカラスが増えた原因は、生ごみなどの食物の供給が豊富なこと、街路樹や電柱など巣作りできる環境が多く存在していることがあげられます。
カラスによる被害
都会ではカラスの数が増えたことにより、多くの被害が発生しています。
- 繁殖期における人への威嚇攻撃
- 生ごみの散乱
- 電柱などに止まったカラスによる糞公害
- 鳴き声がうるさい
繁殖期の行動と対策
カラスの繁殖期はおよそ3月から7月頃までです。
特に親鳥が卵を産む4月下旬頃から、ヒナが巣立っていく6月頃までの期間、カラスは縄張り意識が強くなり、また親鳥は卵やヒナを守ろうとする習性から、巣に人が近づくと威嚇してくることがあります。また、場合によっては後ろから低空飛行で接近し、脚で蹴るなどの攻撃をすることもあります。
カラスの威嚇・攻撃は、繁殖期の一時的な行動です。また、繁殖期でも必ず攻撃してくるとは限りませんので、巣を作られてしまったからといって慌てず、冷静に様子を見ましょう。
事前にできる防御法
巣やヒナには近づかない。
迂回路があれば、ヒナが巣立つ時期までは、近づかずにその場所を避けて通る。
カラスの縄張りは巣から約20~100メートルと言われていますので、カラスの様子に注意し、異常を感じたら、すばやくその場を離れてください。
帽子や傘で身を守る。
カラスは後方から頭を狙って威嚇・攻撃してきますので、帽子をかぶったり、傘をさすことにより身を守ることは効果的です。
巣を撤去する
巣の撤去は、巣を作っている場所の土地の所有者や施設の管理者が行うことになります。道路の街路樹、公園、公共施設の敷地や電柱等に巣がある場合は、各施設の管理者に御相談ください。
個人宅に巣ができた場合、卵やヒナがいない巣の場合は許可なく撤去できますが、巣の中に卵やヒナがいる場合の採取や捕獲は、鳥獣保護管理法により、申請による許可が必要です。
また、巣の撤去を有料で業者に依頼することができます。業者によって金額が異なりますので、依頼するときはトラブルのないように、あらかじめ見積もりを取るなどしてください。
※巣ができている場所が電柱の場合
関西電力の電柱・・・0800-777-3081(関西電力送配電)
NTT西日本の電柱・・・0120-019-000(お客様相談センター)
他にもできるカラス対策
カラスと生ごみとの接点を物理的に遮断する。
ごみ集積所等はカラスにとって食物の宝庫です。まず生ごみを減らす工夫をしましょう。また、カラスは視覚で餌を認識しますので、ごみを出す際は、シートやネットで覆い、外から見えなくしましょう。
庭木の枝を剪定する。
毎年のようにカラスが巣作りする庭木がある場合は、あらかじめ巣を作られないよう剪定しておきましょう。
カラスに餌を与えない。
カラスは記憶と学習の能力が高いと言われています。餌をあげると、人が餌をくれるものと思い込み、人を恐れず、家の近くにカラスが集まり、巣を作られてしまうことにもなりかねません。
カラス注意喚起チラシ
カラスによる攻撃や威嚇行動が確認されるようでしたら、注意喚起にご活用ください
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