子どもの事故と応急手当
ページ番号1019858 更新日 2024年6月19日
子どもの目線でおうちの中の安全点検を!
現在わが国では、不慮の事故が子どもの死亡原因の上位となっています。事故の内容は、年齢によって特徴がありますが、保護者の方の注意や子どもに対する安全のしつけによって防げるものが大部分です。
子どもの成長の過程の中で、いつ頃、どんな事故がおこりやすいのかを知り、おうちの中で危ないところはないか一度チェックしてみましょう。
お子さんの月齢・年齢 | 置きやすい事故 | 事故の主な原因 |
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新生児 | 周囲の不注意による事故 |
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1~6か月から | 転落 | ベッドなどから落ちる。 |
1~6か月から | やけど | 熱い飲み物などに手をかける。ストーブにさわる。 |
1~6か月から | 誤飲・中毒 | 手のとどくところにあったたばこ、医薬品、化粧品、洗剤、電池や画鋲などを口に入れる。 |
1~6か月から | 窒息 | コイン、豆、ビニールなどの誤飲 |
7~12か月から | 転落・転倒等 |
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7~12か月から | やけど |
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7~12か月から | 溺水 |
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7~12か月から | 誤飲・中毒 | 引き出しの中の薬、化粧品、コイン、豆、お菓子など |
7~12か月から | 車中の事故 | 長時間の車中の放置による熱中症、座席からの転落。 |
1~4歳から | 誤飲(中毒) |
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1~4歳から | 転落・転倒 | 階段、ベランダからの転落や高いところによじ登りする事故転落。 |
1~4歳から | やけど | 熱い鍋等にふれる。 |
1~4歳から | 交通事故 | 飛び出し事故。 |
万が一事故が起こってしまった時
誤飲・窒息の予防のために
赤ちゃんは5か月をすぎると何でも口に入れるようになります。最大口径(39ミリメートル)や口からのどの奥までの長さ(51ミリメートル)より小さいものや危険な薬剤等子どもの手の届かないところに置くようにしましょう。また、食事中に目をはなさないことも大切です。
のどに物がつまった時には…
- 咳をすることが可能であれば、咳をできるだけ続けさせます。
- (1)乳児については、手当てする人の片腕に、子をうつぶせに乗せ、手のひらで顔を支えて、頭を体より低くして、背中のまん中を平手で異物がとれるまで叩きます。
(2)少し大きい幼児については、手当てをする人の立て膝で太ももがうつぶせにした子のみぞおちを圧迫するように乗せて、頭を体より低くして、背中のまん中を平手で異物が取れるまで叩きます。
(3)年長児では、子の背後から、手当てをする人の両腕を回し、子のみぞおちの下で片方の手を握りこぶしにして、腹部を上のほうへ圧迫します。なお、腹部臓器を傷つけないよう力を加減します。 - 1の方法ができない場合は、横向きに寝かせて、または、座って前かがみにして背中をたたいてみてください。
- 取れないときは急いで病院へ行きましょう。
- 呼吸が止まっている場合は、心配蘇生法を行いましょう。
たばこや薬剤などを誤飲した時は…
様子をみてもよいもの、すぐに吐かせなければいけないもの、緊急に受診が必要なもの場合など、誤飲したものにより対応が異なります。あわてて判断せず、わからない場合は、かかりつけの医師や下記の相談センターへ問い合わせてみましょう。
財団法人日本中毒情報センター
- 大阪中毒110番電話072-727-2499(24時間365日対応)
- つくば中毒110番電話029-852-9999(9時~21時365日対応)
- たばこ専用回線電話072-726-9922(無料(テープによる情報提供)24時間365日対応)
化学物質(たばこ、家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などによって起こる急性の中毒について情報提供・相談が実施されています。(異物の誤飲(小石、ビー玉など)や食中毒、慢性の中毒や常用量での医薬品の副作用は受け付けていません。)
日本救急電話相談事業(#8000)
休日・夜間の急な子どもの病気にどう対応したらよいのか、病院の診療を受けたほうがよいのかなど迷ったときに、全国同一の短縮番号(#8000)をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師から症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスが受けられます。
このページに関するお問い合わせ
児童部 子育て政策室
〒564-8550 大阪府吹田市泉町1丁目3番40号 (低層棟2階 211番窓口)
電話番号:
【庶務担当】 06-6384-1491
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【企画調整担当】 06-6105-8016
ファクス番号:06-6368-7349
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