令和5年度吹田市地域医療推進市民講演会開催報告

ページ番号1029700 更新日 2024年3月8日

講演会開催概要

テーマ
「上手な医療のかかり方」 知ってトクする医療の話
日時
令和6年(2024年)2月28日(水曜)14時から15時30分まで
場所
吹田市文化会館 メイシアター2階 中ホール
内容

【講演】

「上手な医療のかかり方」 知ってトクする医療の話

【講演者】

大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻
看護実践開発科学講座 老年看護学教室 教授 竹屋 泰先生

参加者

192名

講演会の様子

1 講演「上手な医療のかかり方」知ってトクする医療の話

講演では、「エビデンス」「Multimorbidity」「地域包括ケアシステム」「アドバンス・ケア・プランニング」のお話を中心に、医療のかかり方やかかりつけ医についてのお話がありました。

例えば、「Multimorbidity」とは複数の病気を抱えている状態のことで、高齢者に多い状態だと言われています。「かかりつけ医」はそんな複数の病気を抱えている方を総合的に診察できるため、特に高齢者にとっては「かかりつけ医」を持つことのメリットが非常に大きいこと等を、具体例を踏まえながらわかりやすくご解説いただきました。

2 質疑応答

Q.かかりつけ医はどのように見つけるとよいのですか。

A. 体調不良の際に自宅からの近さは大きなメリットになります。まずは、近さ(行きやすさ)を基準に、選んでみるのはどうでしょうか。そして、受診した際に医師との相性等を確認し、かかりつけ医を見つけていくのがよいでしょう。

Q.複数のクリニックから処方を受けている場合、薬剤師さんにすべての薬をみせれば、禁忌となる飲み合わせを防ぐことができますか。

A.かかりつけ薬剤師は、薬を安全に使用してもらうために、処方されている薬や市販薬等も含めて、一元的に管理してくれます。具体的な役割として、薬の重複や飲み合わせの確認、必要時医師への問い合わせ、残薬(手元に残っている薬)の確認等が挙げられます。

Q.80歳になる親とそろそろ人生会議(ACP)をしたいと思うのですが、少し縁起でもない話を自然に切り出すコツはありますか。

A.人生会議の目的は、“死ぬことを考えることで、生き方を変える”ことです。もしも余命半年と宣告されたら、例えば「久しく会っていない親に会いに行こうかな」「ずっと行きたかったあのお店に行ってみよう」等、これからの生き方も変わることでしょう。人生会議はこれからの生き方を変える前向きな取組だと認識することが大切です。

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