安心・安全な作物を地域へ届ける 吹田の都市農業〔市報すいた 令和8年(2026年)4月号〕
ページ番号1043626 更新日 2026年3月31日
都市化が進み、今では土地のほとんどを市街地や公園、道路が占める吹田市。そのような中でも、地域に根ざし、都市と共存する畑や水田、竹林が点在しています。私たちのまちに潤いをもたらす「吹田の都市農業」と農家の思いを紹介します。◆問い合わせ/地域経済振興室農業担当(電話6384-1373 ファックス4798-5001)。
吹田の農地
土地利用状況のうち農地はわずか1.6%ととても貴重!
山田地区
今でも多くの農地がある地区。JA北大阪の本店もあります。
春日地区
水田や竹林がまとまった場所にあり、春にはたけのこが収穫できます。
千里地区
佐井寺や上山手に農地が点在しています。
岸部地区
市民農園の開設が多い地区です。
吹田・豊津地区
ビルや道路の近くに農地があり、江坂駅から歩いて行ける距離にも水田があります。
都市農業の役割
(1)新鮮な作物の提供
市内の農家で作られた作物は、主に朝市や直売所で販売されています。消費者に近い場所で生産するため、新鮮な状態で販売できることに加え、生産者の顔が見えて安心感にもつながります。春にはたけのこ、秋には新米、冬には吹田くわいと、四季折々の作物が市内各地で生産されています。
(2)環境保全や防災
農地は都市に貴重なみどりの空間を提供してくれます。みどりの空間は、人々に安らぎをもたらしてくれるだけでなく、さまざまな生き物の生息空間として、環境保全の役割も担っています。また、災害時には避難所や物資の集積場所として使用できるなど、防災スペースの機能も果たします。
(3)環境教育や交流活動の場
農業体験を通じて、自然の大切さや食のありがたみを肌で感じることができます。市では、市民や市内の小学生を対象に、田植えやさつまいもの収穫などの農作業体験を実施しています。
農業を通して地域の人とつながりができた
市内農家 角田 和子さん
どんな作物を育てていますか?
甘夏みかんやレモンなどの果樹を中心に、お米や野菜など幅広く育てています。スーパーではあまり売っていないバターナッツなどの珍しい野菜も育てています。
農業のやりがいは何ですか?
農業を始めた頃は、何も分からず試行錯誤を繰り返していました。でも、長く続けていると、作物の様子を見て、今こういうことが必要だなというのが分かるようになるんです。種をまいてお世話をして、大切に育てた作物は、不格好なものでも愛おしく、大切にいただこうと思います。スーパーで並んでいる野菜などへの見方も変わりましたね。
都市での農業で気を付けていることは?
近隣には住宅が多いので、トラクターでの農作業など大きな音が出る作業は早朝に行わないように気を付けています。また、草木が伸びて隣の敷地に入ってしまわないよう、小まめに剪定をしています。
良かったなと思うことは?
自分で育てた作物を収穫するときの楽しさ、食べたときのおいしさは格別です。次はこれを作ってみようかなと考えるのも楽しいです。
他にも、朝市で作物を販売しているときにお客さんとお話ししたり、家族や近隣の人と一緒に収穫をして、採れたての作物を食べたり。農業を通して、地域の方々とつながりができるのも楽しくて、農業をしていて良かったなと思いますね。
市民農園
あなたも野菜を作ってみませんか?
農家が開設した農園の一部の貸し出しを市があっせんします。対象者や申し込み方法など詳しくは市ホームページへ。
朝市
吹田で育った作物が手に入る!
採れたての旬の野菜などを販売している朝市。野菜や果物を知り尽くした農家おすすめのレシピも教えてもらえるかも…?詳しくは市ホームページへ。
江坂朝市
◆とき/毎月第2日曜日(例外日あり)
◆ところ/豊津公園
ハピスマ朝市
◆とき/4月・12月の第3か第4水曜日
◆ところ/さんくす夢広場
JA北大阪朝市
◆とき/毎週木曜日
◆ところ/JA北大阪中支店前(山田西4)