このまちがもっと好きになる! 吹田×福祉 よりみち手帖〔市報すいた 令和8年(2026年)3月号〕
ページ番号1041950 更新日 2026年3月3日
市内にある気軽に立ち寄れる個性豊かな手作りのお店。その中には、障がいのある人が通い、働く場所があるんです。おしゃれでかわいいものから、ホッとするおいしいものまで。
あなたのまちにそっと転がるすてきな出会いを楽しんでください。
◆問い合わせ/障がい福祉室(電話6384-1349 ファックス6385-1031)
吹田×福祉 よりみち手帖
合同会社らいと|生活介護事業所・放課後等デイサービス
雑貨屋 FUYUNIRE
人と人とのつながりを大切に、福祉と雑貨と地域を結び付けることをめざしながら、主に障がいのある人が働く事業所で生まれた雑貨作品たちを販売しています。
作品は1点ものも多く、その場の出会いや、ときめきを感じることができます。
◆所在地/片山町4-2-8
◆営業時間/11時~19時
◆定休日/火曜日
NPO法人ゆうハウス|生活介護事業所・相談支援事業
アトリエゆうハウス(はんど in はんど)
生まれ持った個性と才能を伸ばし、感性のままに生きていくことを大切に、個性光る色とりどりの布を日々織っています。織り上がった布は、バッグになったり洋服になったり。かわいい小物へと仕立てられていきます。
心を込めて織られた唯一無二の「さをり織り」に、ぜひふれてみてください。
◆所在地/山手町1-7-1 パストラル山手1F
◆営業時間/10時30分~16時
◆定休日/土曜日・日曜日、祝日・休日
ヒューマン福祉会|生活介護事業所・就労継続支援B型事業所
工房ヒューマン
交通事故や重い病気などによる中途障がいのある人が、個性を生かして内職作業や事業所内用のコーヒー焙煎、黒にんにくの製造販売などを行っています。
リピーターも多い黒にんにくは一般向けの販売も可能。
◆所在地/日の出町9-3 藤本ビル2F
◆営業時間/9時30分~15時30分
◆定休日/土曜日・日曜日、祝日・休日
◆電話/4860-9100
◆メールアドレス/hinode@suita-human.or.jp
社会福祉法人ぷくぷく福祉会|生活介護事業所
ぷくぷくワールド
命と暮らしを大切にする観点から、添加物を一切使わない体に優しいクッキーを35年間製造しています。
素朴で甘すぎない、どこかほっこり落ち着くクッキー。定番のプレーンクッキーやミルククッキーのほか、季節ごとにジンジャーやお茶などのフレーバーも登場します。
◆所在地/寿町2-17-17)
◆主な販売場所/パンと雑貨のお店 はぴすま(昭和町10-20)、ファミリーマート 吹田市役所/S店(市役所低層棟1F)、グリーンマーケットえさか店(江の木町16-9)。今春から「ハローぷくぷく」にて直営販売も開始(高浜町6-6、JR吹田駅下車 徒歩約9分)
◆定休日/土曜日・日曜日、祝日・休日
吹田の人とまちを支える仕事人たち
いつも私たちの暮らしのすぐそばで、吹田の人とまちを支えている障がい福祉の現場。そこで働く人たちは、日々どんな思いを抱きながら仕事に向き合っているのでしょうか。今回は、市内の事業所で働く方にお話を伺いました。
諦めていたことが、またできた。その笑顔が見られる喜び。
現在働いている事業所について教えてください。
障がいのある方の余暇の時間を豊かにする「生活介護」という形態の事業所です。利用者さんには、病気や事故による後天性の中途障がいの方が多くて、食事や移動の介助といったいわゆる“ザ・介護”だけでなく、生きがいづくりや、社会の一員として役割を感じられるような活動としての意味合いが、かなり強いと思います。
利用者さんのふだんの過ごし方は、音楽活動、創作、お菓子作り、散歩、利用者さん同士の雑談など、さまざま。支援してもらう場所というより、“自分で新しい楽しみを見つけていく場所”という感覚に近いかもしれません。
外出にも力を入れていて、ここ数年だけでも能勢町、滋賀のメタセコイア並木、伊根の舟屋、鳥取砂丘など、かなり遠くまで足を伸ばしています。「こんな遠出ができるとは思わなかった」と目を輝かせる利用者さんの姿を見ると、準備の大変さも一気に吹き飛びます。
福祉の仕事に就いたきっかけを教えてください。
今は責任のある立場を任されていますが、僕はもともと自分の美容室を開くことが夢で、独学で技術を学びながら、いろいろな仕事を経験して暮らしていたんです。
37歳のとき、ふと「障がいのある人が身近にいたら、自分はどんなふうに感じるんやろう?」という興味が芽生えました。そして、自分の美容室を出す前の最後の他業種体験のつもりで福祉業界の門を叩いたことがきっかけとなりました。
福祉の現場で2年働いたあと、一度退職して美容の仕事で独立しました。美容の仕事で、お客さんが自分の技術で喜んでくれるのは本当にうれしいことです。ただ、福祉で感じた喜びは、それとは全く質が違いました。
美容が「もっと満足したいという気持ちに応える喜び」だとすれば、福祉で味わったのは「諦めていたことが、またできた。その笑顔が見られる喜び」。その表情は、人の感情の根っこにふれるようなものでした。
その深い喜びがどうしても心から離れず、いつの間にか、人生の選択肢の外側にあった福祉が、“一生ものの仕事”として割り込んできていたことに気付きました。
そして、44歳で福祉の現場に戻り、正社員として再スタートしました。とはいえ、僕は福祉に関する資格を一つも持っていません。でも、専門性のある仲間と力を合わせながら、良い現場づくりができていると感じます。過去に転々としてきた仕事で得た美容や調理の経験、そして「まず動いてみる」という行動力も、ここで役立っています。
仕事を通じて、人とのつながりも大きく広がり、福祉業界で知り合った人と結婚もしました。僕にとっては今が一番暮らしが安定し整っています。
この仕事で得た一番の学びは、「日常のありがたさ」です。利用者さんの笑顔にふれるたび、仕事をして、ごはんを食べ、散歩をするといった日常の一つ一つの小さな幸せを深く感じられるようになりました。
もし福祉に少しでも興味があるなら、ぜひ一度飛び込んでみてほしいと思っています。もしかしたら、あなたの人生にも福祉が“一生ものの仕事”として割り込んでくるかもしれません。
教えて!障がい福祉との出会いとやりがい
小さな頃の思いから、毎日の安心を支える仕事へ
蛭子 龍次さん
株式会社オールケアライフ オールケア吹田 管理者兼サービス提供責任者兼主任
小学生の頃、特別支援学校の子供たちと交流した経験が私の原点です。
現在は居宅介護のスタッフとして、ご自宅での暮らしに寄り添い、日常生活をサポートしています。家族が子供に見せる表情や、子供が家族にだけ見せる素顔。そんな大切な場面をそばで見守れることに深く感動するとともに、365日のうちのほんの一瞬でも、心から安心していただける時間を支えられることに、大きな喜びを感じています。
人と話すのが好き。その気持ちが今の仕事に
柏木 一馬さん
株式会社オールケアライフ オールケア吹田 ヘルパー
販売や訪問入浴サービスの仕事を経て、「もっと生活そのものに関わりたい」との思いから居宅介護の仕事へ。
「ありがとう」の言葉や、言葉がなくても伝わる笑顔が、毎日の力になっています。
気付けば20年。人の“好き”に寄り添う仕事
大田 直樹さん
アトリエゆうハウス サービス管理責任者 管理者
生活介護という、障がいのある方が日中活動を行っている場所で、作業や生活のサポートをしています。元々は友人の紹介で、アルバイトとして福祉の現場に入りました。
この仕事は、利用者さんに何かを教えるのではなく、その人の好きや得意を一緒に見つけていくこと。新しい表情に出会える瞬間が、何よりの喜びです。
失敗も魅力のひとつ、違いが生きるものづくり
田坂 ゆきさん
アトリエゆうハウス(はんどinはんど) 生活支援員 縫製担当
以前は「間違ってはいけない」縫製の現場で働いていました。友人の紹介で今の仕事に。現在は生活支援員として、ものづくりのサポートを行っていて、利用者さんが心を込めて織った「さをり織り」の縫製を担当しています。
ここでは失敗も個性として生かされます。一人ひとりの織りが商品になり、それを喜ぶ人がいることが、仕事の原動力です。
ほかにもいろいろ!障がい福祉のいろんなしごと
生活を支えるしごと(訪問系サービス)
自宅を訪問して介護をしたり、家の用事を行ったりする/外出する時の支援
居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護
昼間の生活を支えるしごと(日中活動系サービス)
常に介護の必要な障がいのある人が昼間に活動する場所での支援
短期入所・療養介護・生活介護
就労を支援するしごと(就労系・訓練系サービス)
障がいのある人が働いたり、働くために必要な訓練を行ったりする場所での支援
就労移行支援・就労継続支援(A型・B型)など
住まいの場を提供するしごと(居住支援系サービス)
住まい(施設やグループホーム)での支援
施設入所支援・自立生活援助・共同生活援助
子供に関わるしごと(障がい児支援)
障がいのある子供が集団生活に慣れたり、放課後に過ごしたりする場所での支援
児童発達支援・放課後等デイサービスなど
相談支援のしごと(相談支援)
障がい福祉サービスの利用を希望する人の相談対応や計画策定
計画相談支援・地域移行支援・地域定着支援など
吹田の福祉を知るウェブサイト
“人”と“まち”の可能性を広げる障がい福祉の世界。
今日もあなたが通る道のそば、吹田のまちの中に障がい福祉の現場と、そこで働く人たちの姿があります。
◆問い合わせ/障がい福祉室(電話6384-1349 ファックス6385-1031)
吹田発、支え合いの未来を作る情報発信拠点“吹田未来福祉計画”
障がい福祉の世界を、もっとやさしく、おもしろく。
「なんだか楽しそう」「ちょっと気になる」そんなポジティブな感情を出発点に、地域と福祉をつなげていく情報発信をしています。
もっと知りたい、働いてみたい!“障がい福祉分野の就職ナビ”
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