ピックアップ吹田〔市報すいた 令和5年(2023年)9月号〕

ページ番号1029196 更新日 2023年8月31日

市議会7月定例会で可決

 7月12日~8月7日に開催された市議会7月定例会で可決された主な内容をお知らせします。

特殊詐欺被害を防止するための補助

1028万円

若手アーティスト育成支援

1552万円

物価高騰に係る福祉施設などへの応援金の支給

1億5010万円

子供の習い事費用助成事業委託料(令和5~7年度)

1億1671万円

第2子分の保育料を無償化するためのシステム改修費

2032万円

歯科健康診査の対象者を15歳以上に拡大

1427万円

がん患者のためのアピアランスケア助成制度の創設

526万円

いじめ・不登校の未然防止に向けた健康観察アプリの導入

660万円

放課後児童支援員などの処遇改善

1694万円

放課後キッズスクエアの拡充(令和5~6年度)

1億4389万円

岸部中(北)住宅跡地複合施設整備工事設計業務(令和5~6年度)

5585万円

官学連携で開発 すいたん前髪クリップ

 市のイメージキャラクター「すいたん」の前髪クリップを販売します。「Z世代をターゲットとしたすいたんグッズ」をテーマに、消費者心理を研究する関西大学の池内教授ゼミの学生が、市との官学連携により商品開発しました。

 デザインは、ふだん着、ガンバ大阪ユニフォーム、パジャマの全3種。各400円。各500個限定です。売り切れしだい終了。9月6日(水曜日)からシティプロモーション推進室、Inforestすいたで販売するほか、郵送での販売も実施。また、9月3日(日曜日)の、すいたフェスタでも販売します。

 詳しくは、市ホームページを確認してください。

◆問い合わせ/同室(電話6318-6371 ファックス6384-1292)

後藤圭二の市長コラムこもれび通り

n=1

 「お酒もタバコも好きなだけ楽しんできましたが元気に長生きしています」「私はこうして成功をつかみました」「結婚はしておくほうがよい」「人生というものは…」このようなコメントを聞くと、苦笑いしてしまいます。

 統計学において、nというのはサンプル(標本、事例)の数のこと。つまり、n=1はたった1つの例だということを表します。n=1の情報をうのみにする前に、他の事例を確かめる、いわゆるウラをとることが大切です。耳に入るすべての話や情報について、それが一般論なのか、事実なのか、まずは疑わなければいけません。私はこれまでの経験で「いい話ほど笑顔で疑え」と学びました。最近話題の生成AIの答えについても、同じことがいえますね。 

 学生に講義をする際には、冒頭で必ず「今から私が話す内容が、n=1論なのか一般論なのか、講義後にウラをとるように」と伝えます。一方で、私の使命は吹田市で暮らす38万人すべての幸せを、可能な限り、ひとり残さずお守りすることです。たとえ、おひとりのn=1の困り事であっても、何とかできないか誠意を持って検討する。それが市民に最も近い行政の役割です。 

 n=1を安易に信じないこと、n=1を見逃さないこと、そのどちらもおろそかにしてはならないのです。

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