大腸がんの基礎知識

ページ番号1016715  更新日 2022年9月21日

大腸がんにかかる割合(り患率)は、50歳代から増加しはじめ、高齢になるほど高くなります。大腸がんにかかる割合(り患率)の年次推移は、1990年代前半までは増加し、その後は横ばい傾向にあります。
大腸がんで亡くなる方の割合(死亡率)に関しては、1990年代半ばまで増加し、その後は少しずつ減る傾向にあります。

大腸がん検診について

大腸がん検診は、便潜血検査が行われます。がんやポリープなどは出血する傾向が強いのですが、必ずしも目に見えるとは限りません。便潜血検査では、このような見えない出血も発見することができます。

大腸がん検診の精密検査について

精密検査の方法は、疑わしい部位、悪性の可能性の有無により選択されます。

全大腸内視鏡検査

精密検査として第一に推奨される方法です。内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの大腸の全部位を撮影し、がんやポリープなどの病変がないかを確認します。必要に応じて大腸の粘膜の細胞を採る検査を行います。採取した細胞は、悪性かどうか調べます。

こんな症状が長く続く人はすみやかに医療機関へ

便が細くなる、残便感、腹痛、頑固な便秘、下痢と便秘の繰り返し、血便など。
盲腸や上行結腸など肛門より遠い場所にできると、血便を自覚することは少なく、貧血や腸閉塞による嘔吐で見つかることもあります。

イラスト:大腸

大腸がんを予防するためには…

肥満や喫煙、飲酒で、大腸がんのリスクが高くなることが確実といわれています。また、保存・加工肉(ハム・ベーコン・ソーセージなど)の摂取量の多い人に、大腸がんのリスクが高いといわれています。
一方、定期的な運動と野菜の摂取が、大腸がんの発生を抑制することが認められています。そのほかにビタミンD、カルシウム、葉酸等の摂取が大腸がんのリスクを下げるという報告もあります。

  • 定期的な運動を心がけ、野菜不足にならないようにしましょう!
  • アルコールや保存・加工肉の摂取を控え目にしましょう!
  • がんを克服するための最大のポイントは「早期発見・早期治療」です。
  • 毎年1回大腸がん検診を受けましょう。
  • 検診結果で要精密検査と判定されたら、必ず精密検査を受けましょう。

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