胃がん検診

ページ番号1015713  更新日 2024年3月29日

お知らせ

各種検診の1年の区切りを「年区切り(1月~12月)」にしていましたが、令和6年4月より、健康診査に合わせて「年度区切り(4月~翌年3月)」に変更します。

胃部エックス線検査

対象

50歳以上 ※1

検診料

1000円 ※2

実施場所

保健センター(出口町19-2)

受診方法

成人保健課へ電子申込システム、郵送、ファックスにて申し込みください。

注意事項

1年に1回の受診です。(年の区切りは4月~翌年3月です。)※3※5

胃内視鏡検査

対象

50歳以上で、受診年度の誕生日で偶数年齢になる方

抗血栓薬を内服中の方は対象外になります。

検診料

2000円 ※2

実施場所

市内の検診協力医療機関

受診方法

市内の検診協力医療機関にて受診してください。

注意事項

2年に1回の受診です。(年の区切りは、4月~翌年3月です。)※3

対象年齢以外の年に受診はできません。※4※5

のど・鼻腔への局所麻酔以外の痛み止めや鎮静薬等の薬剤はしません。(眠った状態での検査はできません)

令和6年1月~令和6年3月の誕生日で偶数年齢になる方のうち、令和6年1月から令和6年3月に受診されていない方は、移行措置として令和6年度に受診が可能です。

すでに令和6年1月~令和6年3月に受診した方は、令和6年度は受診できない場合があります。

  • ※1 令和2年4月より胃がん検診の対象年齢を50歳以上に変更しました。改定の理由につきましては、下記内容をご覧ください。
  • ※2 検診料の免除については、次のリンクをご覧ください。
  • ※3 胃部エックス線検査か胃内視鏡検査か、どちらかを受診してください(同一年度に両方の検査を受診することはできません)。また、胃内視鏡検査を受診した場合、翌年度の胃がん検診(胃部エックス線検査)は受診できません。
  • ※4 対象年齢時に胃内視鏡検査が未受診であったとしても、受診を翌年度に持ち越すことはできません。
  • ※5 誕生月が12月の方に関してのみ、翌年の1月末まで検診の受診が可能です。

その他、ご不明点については、成人保健課までお問い合わせください。

胃がん検診(胃部エックス線検査)の対象年齢を50歳以上に変更しました(令和2年4月より)

市が行うがん検診は、国の指針に基づき実施しています。指針の改正を受け、改正するものです。

主な変更理由

  1. 40歳代以下は、胃がんの罹患率・死亡率の低下が著しいこと
  2. 40歳代以下は、胃部エックス線検査、胃内視鏡検査のいずれの方法であっても、50歳以上に比べて確実に不利益※が大きいことによるものです。

※不利益とは、バリウムの誤嚥、放射線被曝、偽陽性(検診でがんの疑いと判定されて精密検査を行っても、がんが発見されないこと)、過剰診断(生命を脅かさないがんを発見すること)などを指します。参考「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン2014年度版」

胃がん検診の検査方法について

胃がん検診は、症状がない時期にできるだけ早く胃がんを見つけ、早く治療する目的で行われています。
その検査方法には、バリウムを用いる方法(胃部エックス線検査)と胃カメラを用いる方法(胃内視鏡検査)があり、いずれもその効果が証明されています。また、両者に利点と欠点があります。

胃部エックス線検査(バリウム)

利点

胃の全体像が把握できます。

欠点
エックス線による放射線の被曝(ひばく)があります。自然のなかで浴びる放射線と同程度なので、健康に大きな影響を及ぼすことはありません。
バリウムの誤飲や便秘などの偶発症が起きることがあります。
バリウムアレルギーの方は、受けることが出来ません。

胃内視鏡検査(胃カメラ)

利点
カメラで胃の粘膜を観察できるため、小さな病変部だけでなく、出血なども詳細に確認することができます。
欠点
確率的には極めて低いですが、内視鏡を入れることで感染したり、胃や食道を傷つけて出血したり、穴を開けてしまう「穿孔(せんこう)」が起きたりする可能性があります。
薬に対するアレルギーのある人は医師に必ず相談してください。検査の際に使用する薬によって、副作用が起きることもあります。

胃がん検診(胃部エックス線検査)を受診される方へ

胃がん検診(胃部エックス線検査)はバリウムを飲む胃のエックス線検査です。
安全かつ適切な検査を実施するため、受診される皆様は次の点にご注意のうえ、受診ください。

【チェック】下記の方は胃がん検診を受ける必要はありません。

年度内に、胃内視鏡検査または胃部エックス線検査を受診された方

【チェック】下記の方は胃がん検診を受けることができません。

  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方
  • 昨年度吹田市胃がん検診(胃内視鏡検査)を受診した方
  • 胃疾患で治療中の方
  • 自覚症状のある方

【チェック】下記の方は胃部エックス線検査を受けることができません。胃内視鏡検査の対象年齢の方は、胃内視鏡検査受診について医師にご相談ください。

  • バリウム服用によりアレルギー症状(発疹・息苦しさ・四肢冷感)が出る方
  • 腸閉塞や腸ねん転・大腸の炎症性疾患(大腸憩室炎・潰瘍性大腸炎・クローン病診・虚血性大腸炎など)と診断され、入院や治療を受けたことがある方
  • 以前、バリウム服用後気分が悪くなり検査を中断したことがある方
  • 食事中よくむせたり、バリウムが気管に毎回または多量に入ったことがある方
  • 慢性呼吸不全で酸素吸入をしている方
  • 片方の肺を全部摘出した方
  • 強い腹部の痛みなど、症状のある方
  • 心臓病、腎臓病で水分摂取の制限がある方
  • 脳卒中などによる麻痺や運動障害があり、寝返りができない方
  • 自分の力で立っていることが困難な方
  • 体重が135㎏以上の方

【チェック】下記の方はお近くの医療機関で検査を受けていただくか、かかりつけの病院・診療所で相談し、許可を得られた上で胃がん検診を受けてください。

  • 1年以内に狭心症発作があった、または1年以内に心臓の手術(カテーテル・アブレーション・ペースメーカー装着手術での治療を含む)を受けた方
  • この1年間にめまいや脳貧血・てんかんなどで倒れたり、入院治療をしたことのある方
  • 最近1週間の血圧が160~179/100~109mmHgの方
  • 大腸憩室があり痙攣性便秘の症状がある方(普段からよく腹痛がある、腹痛を伴った便意があるのに便が出ないまたは極少量しか出ない)
  • 大腸の手術後(腹腔鏡下手術を含む)、初めてバリウムを飲む方
  • 大腸内視鏡治療後、3ヶ月以内の方
  • 大腸の手術以外の開腹手術後(腹腔鏡手術を含む)で、普段3日以上排便がなく、かつ初めてバリウムを飲む方
  • ひどい便秘の方(普段1週間に1回程度の排便の方)
  • 前回の検査後バリウム便が出ず、浣腸を使用したり、医療機関を受診した方

【チェック】下記の方は検査を延期してください。

  • 検査日から最近1週間の血圧が180/110mmHg以上の方
  • 体調の悪い方
  • 喘息症状がある方
  • 検査当日を含め、5日以上排便のない方
  • 低血糖症状がある、または当日インシュリン注射や糖尿病の内服薬を服用した方

【チェック】その他

  • 授乳中の方は、問診時にお申し出ください。
  • 胃がん検診ではバリウムを服用するため、検診後は下剤の服用が必要となります。

胃がん検診(胃部エックス線検査)の流れ

1.はじめに、受付および問診を行います。その後、検診車にて胃部エックス線撮影を行います。

※検診車内に胃部エックス線撮影機器を搭載しています。

写真:胃がん(胃部エックス線検査)検診車


検診車内で、バリウム(白い液体状の造影剤)165mlと、発泡剤(胃粘膜を膨らませる薬)を服用後、胃部エックス線撮影を行います。(バリウムの量は以前に比べ少なくなり、飲みやすくなっています)

2.バリウムを服用後、検診台に乗りエックス線撮影を行います。(検診台では、左向き・右向き・うつ伏せ・仰向け・立位と姿勢をかえてエックス線撮影を行います。)

※エックス線撮影は3~5分程度で終了します。

写真:胃部エックス線検査の様子


写真:胃部エックス線検査の様子2


画像は、財団法人大阪がん予防検診センターより引用

3.胃部エックス線撮影後に下剤を服用して検査終了となります。

結果について

検診の結果は、概ね1か月程度でご自宅に郵送します。

※検診結果により、精密検査が必要な場合は、早急に医療機関を受診しましょう。

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胃がん検診(胃内視鏡検査)を受けられる方へ

検査方法

細い管につけたカメラで胃の内部を直接観察します。
のど・鼻腔への局所麻酔薬以外の痛み止めや鎮静薬等の薬剤は使用しません。(眠った状態での検査はできません)
検診医の判断で生検(組織の一部を切り取って、顕微鏡で観察する検査)を行うことがあります。
※この場合は保険診療で行いますので、検診当日は保険証か医療受給者証等をお持ちください。

留意事項

安全かつ適切な検査を実施するため、受診される皆様は次の点にご注意のうえ、受診してください。

また、疾患等で常用している薬剤がある場合は、必ず検診医に申し出てください。

【チェック】下記の方は胃がん検診(胃内視鏡検査)を受ける必要はありません。

同一年度内に、胃内視鏡検査または胃部エックス線検査を受診された方

【チェック】下記の方は胃がん検診(胃内視鏡検査)を受けることができません。

  • 抗血栓薬を内服中の方
  • 消化性潰瘍などの胃疾患で治療中の方
  • ピロリ菌除菌中の方※1
  • 自覚症状のある方
  • 手術で胃を全て摘出した方※2
  • 歯科治療などで用いる局所麻酔薬で問題が起きたことのある方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • ※1:ピロリ菌除菌後は受診可能です。
  • ※2:部分摘出の場合は通院を終了し、自覚症状がない場合は受診可能です。

【チェック】下記に該当する場合は、医師の判断により検診を受診できないことがあります。

  • 咽頭、鼻腔などに疾患があり、内視鏡の挿入ができない方
  • 呼吸不全のある方
  • 狭心症や重篤な不整脈などの心疾患のある方
  • 明らかな出血傾向またはその疑いのある方
  • 収縮期血圧が極めて高い方
  • 全身状態が悪く、胃内視鏡検査に耐えられないと判断された方

胃がん検診(胃内視鏡検査)の流れ

申込み

市内の協力医療機関から、ご希望の医療機関に直接お申込みください。

検査説明・問診

検査方法について説明を受け、同意書に署名していただきます。
問診の結果、検査が実施できないと医師が判断した際は、受診できない場合があります。

検査前日と当日の飲食・服薬

  • 検査開始予定時刻の12時間前から食事はできません。
  • 飲水は検査直前まで可能ですが、飲水は「水」のみとしてください。
  • 検査当日に内服が必要な薬は、検査開始予定時刻の3時間前までに内服してください。
    ※絶食の時間と内服薬の服用時間は、各医療機関にご確認ください。
  • 喫煙は、検査に支障が出る可能性があることから、当日の喫煙は避けてください。

胃内視鏡検査

持ち物:健康保険証、お薬手帳(処方薬がある方)、健康手帳(発行を受けた方)、免除・助成証明書(対象者のみ)

  • 検査前にのどまたは、鼻の麻酔をして検査を行います。検診では、麻酔以外の痛み止めや眠るお薬は使用できません。
  • 医師が必要と判断した場合は、生検(組織の一部を切り取って、顕微鏡で観察する検査)を行う場合があります。

結果説明

検診では2名の医師による判定を行っているため、最終的な検診結果は、後日確定します。結果は4週間ほどかかる場合もありますが、必ず来院したうえで検診結果を確認し、医師の指示に従ってください。

精密検査・治療

検診の結果、精密検査や治療が必要と判定された方は、再度内視鏡検査等が必要になる場合があります。
医師の説明・指示内容をよく確認してください。

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このページに関するお問い合わせ

健康医療部 成人保健課
〒564-0072 大阪府吹田市出口町19番2号(吹田市立保健センター内)
電話番号:
【成人保健担当】 06-6339-1212
【公害・原爆担当】 06-6384-1827
ファクス番号:06-6339-7075
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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