吹田市と企業3社がペットボトルの水平リサイクル (ボトルtoボトル)推進事業に関する連携協定を締結(2025年10月10日提供)

ページ番号1040927 更新日 2025年11月12日

問い合せ先
環境政策室(電話:06-6384-1702)

1 概要

 吹田市は、アサヒ飲料株式会社(本社:東京都墨田区、以下 アサヒ飲料)、遠東石塚グリーンペット株式会社(本社:茨城県猿島郡境町、以下 FIGP)及び、ペットリファインテクノロジー株式会社(本社:神奈川県川崎市、以下 ペットリファインテクノロジー)と 令和7年(2025年)10月10日に「ペットボトルのボトルtoボトル推進事業に関する協定書」を締結しました。事業の運用開始は、令和8年(2026年)4月1日です。

2 事業内容と協定締結の目的

 吹田市の家庭から回収された使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生し、飲料容器として再利用し続ける「ボトルtoボトル」事業及び、ペットボトル回収率向上のための啓発事業を、締結事業者と協働で実施します。これにより、リサイクル率を向上して限りある資源の有効活用を促進し、持続可能な社会の実現につなげることを目的としています。

3 協定締結の背景

 吹田市では、「多くの市民が参加しやすいリサイクルシステムの構築」を基本理念として掲げており、平成9年(1997年)からペットボトルの拠点回収と再資源化を行っています。回収したペットボトルは、主に繊維製品や包装材料に再生されていますが、その後の再利用が難しいという課題がありました。

4 協定締結後の具体的取組み

(1)ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」を実施し、石油由来のペットボトル素材を調達し製造する場合と比較して、CO2排出量を低減します。
(2)「メカニカルリサイクル(物理的再生法)※1」と「ケミカルリサイクル(化学的再生法)※2」の2つのリサイクル手法を組み合わせることで、リサイクル率の向上を図ります。
(3)親子で参加できるワークショップの開催や、各種イベントへの出店等、アサヒ飲料と協働で市民への啓発に取り組むことで、持続可能なペットボトルのリサイクルである「ボトルtoボトル」をはじめ、ごみの減量や分別の大切さなど、限りある資源を有効活用するリサイクルへの理解を深めていただく活動を推進します。

 ※1 回収したペットボトルを高温で溶かして異物を取り除き、ペット樹脂に再生する手法
 ※2 ペットボトルを分子レベルにまで化学分解して不純物を取り除き、ペット樹脂に再生する手法

5 各主体の役割

(1)吹田市
 吹田市内から回収されたペットボトルを圧縮及び梱包を行い、FIGPに売却すると共に、循環型社会の形成を推進することで、持続可能な社会の実現に向けてアサヒ飲料と協力して啓発事業を行う。

(2)FIGP
 吹田市から購入したペットボトルをメカニカルリサイクルにてリサイクル樹脂に加工し、アサヒ飲料に売却する。その工程で発生するペット残余物(以下「パウダー」という。)をペットリファインテクノロジーに売却する。

(3)ペットリファインテクノロジー
 FIGPから購入したパウダーをケミカルリサイクルにてリサイクル樹脂に加工し、アサヒ飲料に売却する。

(4)アサヒ飲料
 FIGP及びペットリファインテクノロジーが再資源化したリサイクル樹脂を用いたペットボトル飲料を販売すると共に、循環型社会の形成を推進することで、持続可能な社会の実現に向けて吹田市と協力して啓発事業を行う。

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